大サーカスの興行を軸に展開される人間模様と奔放な愛の行方がおもしろい。地上最大のショウとは「男と女」。チャールトン・ヘストン主演、1952年アカデミー作品賞受賞作品。

HINOKIO

2005年2月26日 映画
今夏「HINOKIO」という映画が公開される。
U−17世代キャストで彩られ、主役の本郷奏多演じる岩本サトルが母・サユリ(原田美枝子)の死をきっかけに、一年以上のひきこもり。息子を案じた父の岩本薫(中村正俊)が遠隔操作できるロボットを開発、代理通学から初恋にまで発展するというVFXを駆使した、CGディレクター秋山貴彦の劇場映画監督処女作品となる。実は、このロボットを二年がかりでデザインしたという才能豊かな若い男性がこの地に住んでいるため、先日取材。CGWORLDの表紙を六回飾った経験を持つ。アマで兼業、時に自らひきこもり苦悩の完成だった。
しかし、ギャラが安くてびっくり。HPから盗まれるのか、許可なく海外パンフに作品が使用されたことを喜んでたりして、彼を見ていて少し心配になった。

学問のすすめ

2005年2月25日 日常
前略 ホリエモンさま
「また地震か。」と思ったらマスコミの阿波踊り、
そんな茶番でニュース速報を流させないで。
自分の道を切りひらくために日々お世話になってる彼の本が
原点に返れて、とてもおすすめ。
「天は人の上に人を創らず、人の下に人を創らず・・・
天はカネの上に人を創らず、カネの下に人を創らず・・・」
とかね。野心の行き着くところが何なのか、才能があっても、バランスが大事。
政治もまた同じ。ひとの道、歴史に学ぶべし。
わたしは長くキューを握り締めている。手が痛い。
どの玉を突こうか、ラインを読み?を睨んでいる。
力が抜けボリュームが下がり、ひとつの声が聞こえるまで
このまま進むしかない。
今週の対話は、根がネガティブ。
もうすぐ90歳になるおばあちゃんが
先に亡くなった夫のせいで自分らしい人生を送れなかった、
と長年の恨みを告げた。また、28歳の男性が実父に志望校を否定され受験勉強のやる気を失った、と話し
33歳の女性は両親祖父母の資金の合意が受けられず進学を断念。いやいや就職したの、と告白。彼らにしたら意識は正夢、真実なんだろう。
その家庭なりの事情は、勿論色々あるよね。
しかし、それだけしつこい意思があったのに
誰になんて言われようと、なんで石のように貫徹しないんだろう。もったいない。
道はいくらでも選べたし、いかようにも拓けたはず。
彼らには共通点があって、やさしい他人の意見が聞けない。
伸び悩ましい頑固さが特徴、受け入れが悪い。なぜか。
これは、育った家庭の親をはじめ周りの受け入れが悪かったのではないか、と思った。
心のやわらかさに年齢はない。
でも、必要に応じて向き合い気持ちを受け入れること。
育つときに育てないと、ひとは長く長く育ち悩む。
子供や人材は肯定的に育てないといけないものだなぁ、としみじみ感じた。

無心

2005年2月23日 趣味
四月からお茶を再開することにした。
無心になれるので、日常にさらされる
心を浄化する、いい時間にしたい。
息子が生まれたとき、タイニークーニーという
この名前入りの革靴をいただき、
サイズを三段階に調節できるため、
初めの一歩を踏んで以来、長く重宝した。
デザインも上品。柔らかく履き易いため、
足がはみ出しても、彼はこれを選んで外へ飛び出した。
ローマ字で名前が入っていたため、USAをはじめ海外でも国内でも、
必ず話題のひとつに上がった。それ以来息子のよそ行きの靴も
SASSのラインナップから選び、出産祝いとして自分も贈っているが、
あちらこちらで喜ばれる。

YELLOW TO RED

2005年2月21日 こども
今夜はDr.SeussのGreen Eggs and Hamを
読んで「また、あしたね。おやすみ。」
son「かあさん、おやすみ。」と返して
寝息を立てるまで一秒かからなかった。催眠術師の気分。

小澤征爾

2005年2月21日 音楽
小澤征爾がやらないという噂だったN響で、とうとう振るらしい。
先日、病院の談話室で70歳のおばさまがネットでチケット購入
したことを熱くなって話すと、入院中の母が「わたしも行きたい!」と、小さく細く呟いた。今月、東京の祖母が93歳になった。
そうだね、そろそろおばあちゃんに会いたい。

¥1,470同じ年に生まれて―音楽、文学が僕らをつくった
40年来の友人である小澤征爾と大江健三郎。
あのとき、ああすればよかった
と、動けなくなってから後悔したくない。
椎名豊 ¥2,835
息子が見るブラックジャックのエンディングで
知っていたけど、ストレートな歌詞がえぐい。
先日、テレビで唄っている大塚さんを見たが
少し色気が足りなくて、わたしには味が薄かった。
歌詞なりの、もう、どうしようもない、どうにもならない
惚れた女の、イっちゃてる感じが欲しかったかな。
先日の教員が刺殺された事件で
「やっぱりな。」などと、妙に納得したものが傍にいたが
きっと、彼も殺意を抱いたことがあったんだろう。
自分の人生の如何を他人のせいにしてんじゃないよ、と
この口が反応した。彼らは「大人」「先生」「親」だのと急に呼ばれても、ふつうのできない部分を持つ人間か、どんな家庭で育ったか知れない不器用な人間、世界の中心ではない。

どうしようもないと思える先生や親、子供を恨んで責め傷つけても、
意地汚いように見える友達や同僚を恨んで責め、自分の方が真っ黒になっても、
不用意に発せられた言葉を安く買っても、「幸せな日々」は多くならない。
やって来ても、またすぐ逃げられる。
そんなことを深く掘って考えている時間は、もったいない。
悪い癖は、どぶに潔く捨てよう。

生きていて「不幸感」を覚えても、自分を責めてはいけない。
小さな島にひとり生きてるわけじゃなし、
そうであっても、雨も降れば雷も落ちる。風邪も引く。あなたのせいじゃない。
それが選べない不完全な人間ばかりの五目御飯の「お釜」に入れば、
いろんなことが起きて当たり前。
時に死んだふり、自由自在に宇宙を飛び上手にサーフィンするほかない。
手に負えず逃げたかったら、逃げるべし。
ひとりでは収束しない「雑音」ならば、全開するべし。
必要があればリングに誘い上がり、ファイトするべし。
ただ一方的に「外」に原因を探して結論付けるのは、
一個人として安直過ぎやしないか。
親の真似、ひと真似はいい部分だけにしたいもの。

ひとつ、自分の中に「井戸」か「トンネル」を持ったらどうだろう。
いまは悩んだら掘ってみる。慣れたら悩まない日々も掘り続ける。
少し辛抱しながら、命あるいつか、あたたかい光に包まれるまで。
湧き出す清水を味わう日に、我慢強さも楽しめる自分に出会うかもしれない。
心から幸せを求めるなら、そのくらいの力はいると思うんだけど。
その毎日は基本的に、あなたが世界の中心なんだから。

count10

2005年2月20日 こども
son「1、2、3、4、5、6、7、8、9、、、、、
かあさん、これなに??」「じゅう。」とほほほ。
son「じゅう。これはワンハンドレッド!ひゃく。」
目で見る10にひっかかる。100はいける。
そのうち覚えるから、まぁ、いいね。
先週から突然、ママから「かあさん」に変わった。
3:7、大陸と海洋と同じ割合で呼ぶ。
なんだかとても北の国からテイスト、「息子」っぽい感じ。
昨日、東京から三人のおばさまが母のお見舞いに来て、
気を遣わせないようにと、びっくりさせる為に
来ることを知らなかった母は、予定通り驚いた。
久しぶりに行った夜の空港は雨だった。
新潟中越大震災で上越新幹線が断たれたときに見せた
空便の賑わいは、すっかり消えていた。

この田舎の傍目に美しい「雪の降る街」と頑固なスロウさに魅せられ、京都から移り住んだパティシエと、神戸から移り住んだシェフがいて、彼らが奏でる味は素材感があって美味しく美しく、価格がリーズナブル。

手土産は朴訥な田舎らしさはないが、そこのものを選んだ。
人生で味わう「食」の美味しい時間は、語ることなく楽しい。
思い当たることがいっぱい。
切ない記憶や胸をとんとんノックする
ジミーの絵本は、おすすめ。
¥1,365
son「ママ、勝ち負けじゃないんだね?」
「そうよ、負けたっていいの。」
son「なんで?」
「楽しく仲良くが大事だよ。」
son「勝ち負けじゃないんだね。」
「そそ。」早く食べたから勝ったとか、パンツ一枚脱ぐのが遅れて負けたという類の話が多い。きっと、若い保育士さんは男の子が多い「さる組」一家をまとめるには勝ち負けが早くて楽チンなんだね。

おっぱいボール

2005年2月18日 趣味
可笑しい。触っていいものか、声を出しそうでドキドキもの。[祝☆日刊スポーツ掲載!世界一超巨大おっぱいボール、これはやり過ぎ]、、、反省してんだ。ははは。

夢の事典

2005年2月18日 読書
わたしがみる夢はカラー。特徴は空港や港などのPORTや外国が舞台の場合が多く、必ず空を飛ぶ。展開が激しく、気が抜けない。
保育園時代にみた夢も、モコモコと思い出す。ドラマティックで非凡な夢は目覚めても忘れられない。「なんで?あんな夢を?」と、10年前に夢占いと一緒に購入。とにかく、これはスゴク当たる。

豊田 菜穂子¥1,529 誰かに追いかけられる。憧れのスターにあった。死体が出てきた。死んだ人に会った。裸だった。これらの夢は何を意味しているのか。アボガドを食べることだって意味がある。エリザベス女王を占い、英国きっての占星術師が編集した珍しい夢の事典。
ゆうべは、雨の露天風呂のライトがとてもきれいだった。
吐息のようにやわらかな風に揺れながら上がる湯煙。
落ちて来る大きな雨粒が、まっすぐ撥ねる。
蒸気を透かす光が常に変化を見せて、おもしろかった。
ひとは明るさや変化を好む。
そこには共に闇があるから、生きて闇を知るからこそ
光の美しさを喜べるのだ、と思った。
母が入院のための延長保育でいくらか手強い
年上の園児とラストまでいる。
お迎えに行くと昨日も今日も生まれてからこのかた、
見たことがないような長い長い大泣き。
どうも話を聞いていると、悔し泣きの模様。
まぁ、自分の気持ちを表現できるようになって生意気盛りに花が咲き出した。パシン!と、思い切り出鼻をくじかれるのだろう。
「明日もお迎え行って泣いてたら、すぐコチョ♪コチョ♪するよ。先生たちも一緒にね。」
son「そりゃ、困るよ。ねぇ、あのさ、おおきいパパ見つかるよね?」
「大丈夫、見つかるわよ。」
あららら。そんな話で突っ込まれてるなら、かわいそう。
「いろんな家がある。みんな同じじゃなくても、いろんな家があっていいのよ。」
今はパパがいなくても、新しいパパが見つかっても
ママは毎日どこかで一緒に笑って歩いていくよ。
また、あしたね。

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