Cooking Music
2005年3月27日 音楽
ゆうべ「さよなら」と、突然、口から衝いて出てしまった。
実は、彼と知人でいることに限界を感じていた。
たまのたまに連絡があると「一緒に暮らそう。」
「二人なら幸せになれるね。」などと、有名IT企業の課長が
いきなり軽口を重ねるので、煩わしくて仕方がなかった。
若い女性の気を引くゲームを重ねる言葉は、わかり易い。
年収は一千万円を超えるし、きっと、惹かれる娘も沢山いるだろう。彼の求める相手や関係は、よそにある。ここにない。噛み合わない。
それでも、朝、目覚めたら「大切なひとが隣に欲しいぃ。」と、
このココロとカラダがベッドの中で叫ぶ、真摯な声が聞こえて来た。
実は、彼と知人でいることに限界を感じていた。
たまのたまに連絡があると「一緒に暮らそう。」
「二人なら幸せになれるね。」などと、有名IT企業の課長が
いきなり軽口を重ねるので、煩わしくて仕方がなかった。
若い女性の気を引くゲームを重ねる言葉は、わかり易い。
年収は一千万円を超えるし、きっと、惹かれる娘も沢山いるだろう。彼の求める相手や関係は、よそにある。ここにない。噛み合わない。
それでも、朝、目覚めたら「大切なひとが隣に欲しいぃ。」と、
このココロとカラダがベッドの中で叫ぶ、真摯な声が聞こえて来た。
人事の発表は、希望通りだったのだが
出張やイベントが多いところに動いた。
誰かに息子を預かっていただかないと
とてもこなせない。課長が告げたときから
そのことばかりを一日考え続けた。
母を見舞ったら、38度の発熱でふさぎ込んでいた。
病気と共生する母がこれから住むのに、新しい家が欲しいと彼女は言う。
今夜も妹たちと夕食を食べ、高速道路で家に帰った。
夢を追う気持ちは毎晩「起業」を追う。
どう転んでも生きている限り、トライできる。気持ちが起つ。
それが、人生の中で本当に楽しいこと。
天然なのか、恐れることを覚えられない。
出張やイベントが多いところに動いた。
誰かに息子を預かっていただかないと
とてもこなせない。課長が告げたときから
そのことばかりを一日考え続けた。
母を見舞ったら、38度の発熱でふさぎ込んでいた。
病気と共生する母がこれから住むのに、新しい家が欲しいと彼女は言う。
今夜も妹たちと夕食を食べ、高速道路で家に帰った。
夢を追う気持ちは毎晩「起業」を追う。
どう転んでも生きている限り、トライできる。気持ちが起つ。
それが、人生の中で本当に楽しいこと。
天然なのか、恐れることを覚えられない。
IN A FEW DAYS
2005年3月23日 日常
連休から、バンコクと静岡の妹が子供たちを連れて
母の見舞いに一週間来ている。
病院の隣にあるホテルに父とわたしたちも一緒に連泊、
久しぶりに家族が揃い、連日食事を楽しんだ。
日曜日は父方の親類も東京以外は集まり、25人で会食。
母も外出許可をいただいて、わたしたち家族へのサポートをし続ける親類たちに厚く感謝し、また、先日アマ囲碁で父が県大会で優勝したことも併せて祝った。まぁ、たぶん。それぞれいろいろな思いや悩みは抱きながらも家族や親類が全員集まって、仲良くお喋りするのは楽しい。
仲良きことは、美しきかな。疲れた。おやすみ。
母の見舞いに一週間来ている。
病院の隣にあるホテルに父とわたしたちも一緒に連泊、
久しぶりに家族が揃い、連日食事を楽しんだ。
日曜日は父方の親類も東京以外は集まり、25人で会食。
母も外出許可をいただいて、わたしたち家族へのサポートをし続ける親類たちに厚く感謝し、また、先日アマ囲碁で父が県大会で優勝したことも併せて祝った。まぁ、たぶん。それぞれいろいろな思いや悩みは抱きながらも家族や親類が全員集まって、仲良くお喋りするのは楽しい。
仲良きことは、美しきかな。疲れた。おやすみ。
いのちの水
2005年3月23日
ハワイ生まれのハワイウォーターがカラダにいい!
というコピーを小さなペーパーで見かけていたが、
ゆうべ、おばさまの家のキッチンにあった浄水器が
37万円もして、コバルトバナジウム水という名前だった。
確かに、味はマイルドな気がしたけど、何だか被爆しそう。
しかし、儲かるなぁ。信じるものは、救われるのだろうか。
どんなに凄い水か、その場にたまたまいた業者も一緒に力説。興奮。白熱。
お肌はツルツル、浸した野菜はシャキシャキ、だんなさまも浸したらビンビンですよ!だって。2リットルだけ、おばさまに頂戴して試飲しているとこ。
身内が集まると、母の癌に始まって健康やら病気、病院の話が尽きない。
というコピーを小さなペーパーで見かけていたが、
ゆうべ、おばさまの家のキッチンにあった浄水器が
37万円もして、コバルトバナジウム水という名前だった。
確かに、味はマイルドな気がしたけど、何だか被爆しそう。
しかし、儲かるなぁ。信じるものは、救われるのだろうか。
どんなに凄い水か、その場にたまたまいた業者も一緒に力説。興奮。白熱。
お肌はツルツル、浸した野菜はシャキシャキ、だんなさまも浸したらビンビンですよ!だって。2リットルだけ、おばさまに頂戴して試飲しているとこ。
身内が集まると、母の癌に始まって健康やら病気、病院の話が尽きない。
真夏の昼だった。
それでも風が吹いていて、
膝丈のフレアースカートが揺れた。
父がお前に似合う、というブルーのサマーセーターを
わたしは着ていた。洗濯物を干していたのか、家の前を掃除してたのか覚えていない。遠くから初老の背の高い男性がまっすぐ、わたしを見つめていた。お土産の包みを片手に笑顔を浮かべたので、わたしも笑った。地球にふたりしかいないような、静かな数分だった。
時々見かける、目立って品の良い早稲田ボーイの父の友人だった。
サッカーを教える彼が家に来ると、
アディダスの定番・カントリーのグリーンが玄関に置かれた。
65歳を過ぎているのに、端正な風貌に良く似合っていた。
数年前のその瞬間、誰にも話してはいけない憧れが小さく小さく生まれた。
昨年の初めは肺癌になった、と両親が家で話していた。
最近退院したのに、今度は食道癌で入院した、と先週聞いた。
お見舞いに行く理由がない。父に知られても訝しい。
でも、もう一度。もう一度だけ顔が見たい。そう思う。
ひとつの角砂糖が溶けて胸に滲むように憧れてしまった、
あの夏の一瞬を、ひとり、胸の奥に噛み締める。
それでも風が吹いていて、
膝丈のフレアースカートが揺れた。
父がお前に似合う、というブルーのサマーセーターを
わたしは着ていた。洗濯物を干していたのか、家の前を掃除してたのか覚えていない。遠くから初老の背の高い男性がまっすぐ、わたしを見つめていた。お土産の包みを片手に笑顔を浮かべたので、わたしも笑った。地球にふたりしかいないような、静かな数分だった。
時々見かける、目立って品の良い早稲田ボーイの父の友人だった。
サッカーを教える彼が家に来ると、
アディダスの定番・カントリーのグリーンが玄関に置かれた。
65歳を過ぎているのに、端正な風貌に良く似合っていた。
数年前のその瞬間、誰にも話してはいけない憧れが小さく小さく生まれた。
昨年の初めは肺癌になった、と両親が家で話していた。
最近退院したのに、今度は食道癌で入院した、と先週聞いた。
お見舞いに行く理由がない。父に知られても訝しい。
でも、もう一度。もう一度だけ顔が見たい。そう思う。
ひとつの角砂糖が溶けて胸に滲むように憧れてしまった、
あの夏の一瞬を、ひとり、胸の奥に噛み締める。
林業家の柿崎ヤス子さんが二月に出した新刊。先日の女性林業家の友人で、収益が柿崎さんのボランティアの活動資金になるため購入。タイトルの文字通り森や林業に囚われたものではなく、日々の出来事について流れる思いを編んだ、やわらかい綴れ織りエッセイ。¥1,500
ゆうべ、先週からやってみたかった逆立ちを
短く三回した。パジャマで、へそが出た。
予想を超えてカラダが重かった。驚いた。
頭蓋骨の割れ目に沿ったように、頭がビンビン痛んだ。
「逆立ちしてもムリ。ムリムリ。」と、叫んでみた。
わたしを見て息子が大笑い。彼もトライ。
三点倒立が、なかなか上手だった。
短く三回した。パジャマで、へそが出た。
予想を超えてカラダが重かった。驚いた。
頭蓋骨の割れ目に沿ったように、頭がビンビン痛んだ。
「逆立ちしてもムリ。ムリムリ。」と、叫んでみた。
わたしを見て息子が大笑い。彼もトライ。
三点倒立が、なかなか上手だった。
ジャン=バティスト・モニエの透明な歌声は天国にもっとも近づくような気持ちになる。痛々しくて苦手だったフランダースの犬の、一番嫌いなラストシーンで天使がいざなう階段を上がるような、ヨーロッパで見かけた多くの宗教的な絵画のような美しい場所へ。
インフルエンザはB型だった。
息子の目がウサギのように赤い。
一週間休むって、仕事を持つ母子家庭には
なかなか大変。昨日は口の軽い課長をやりこめた上に
年度末だから多少気を遣う。ピンチだなぁ。
うつったら、高熱で家事をこなすのが、かなり大変だ。
話は違うけど、B型のひとって手がかからなくて好き。
息子の目がウサギのように赤い。
一週間休むって、仕事を持つ母子家庭には
なかなか大変。昨日は口の軽い課長をやりこめた上に
年度末だから多少気を遣う。ピンチだなぁ。
うつったら、高熱で家事をこなすのが、かなり大変だ。
話は違うけど、B型のひとって手がかからなくて好き。
保育園にお迎えに行くと
「お腹が空いた。空いた。」と叫んだ息子が
夕食でスペアリブもサラダも手をつけず
林檎やイチゴ、ゼリーばかり食べるので
おでこに手をあてたら少し熱かった。体温計は37.5度。
「トトロ観る。」と横になったら、寝息を立て始めた。
熱を上げ始めたのでポカリを買いに玄関を出たら途端に、
雨が激しく降り出した。車の鍵を取りに戻り、地面から跳ね返る強い雨の中を走った。
一瞬で、髪が濡れた。明日は、12月から待っていた約束の日。
ワンピースの映画を友達と観に行く予定だったのに、ね。
「お腹が空いた。空いた。」と叫んだ息子が
夕食でスペアリブもサラダも手をつけず
林檎やイチゴ、ゼリーばかり食べるので
おでこに手をあてたら少し熱かった。体温計は37.5度。
「トトロ観る。」と横になったら、寝息を立て始めた。
熱を上げ始めたのでポカリを買いに玄関を出たら途端に、
雨が激しく降り出した。車の鍵を取りに戻り、地面から跳ね返る強い雨の中を走った。
一瞬で、髪が濡れた。明日は、12月から待っていた約束の日。
ワンピースの映画を友達と観に行く予定だったのに、ね。
すっきりしないことは、受け入れられない。
これは、わたしの育ち。DNA。不穏を嫌う。
執着心がない。悲しいかな、いいソロバンが胸にない。
昇華し続けるココロの美しさは、ひとに触れる。
人間関係も浄化する。
ひとがひとを好きになるのは、それを知る瞬間かもしれない。
これは、わたしの育ち。DNA。不穏を嫌う。
執着心がない。悲しいかな、いいソロバンが胸にない。
昇華し続けるココロの美しさは、ひとに触れる。
人間関係も浄化する。
ひとがひとを好きになるのは、それを知る瞬間かもしれない。
北海道から送られて来た豆を煮た。
煮すぎて皮が破けると、どろどろになる。
最後は、弱火でそろそろそろそろと
気をつけて仕上げたら、きれいにできた。
それから、水羊羹を作った。
「沖縄の黒砂糖」という名で売られていたものを使った。
黒砂糖は、甘くてもイヤにならない。今度はもっと入れてみよう。
物事は、無理なく上手くいくように進めれば上手くいくし
状況や体力を読めば、選ぶ道は数少ない。
おのずと話し方も決まるし、間違いようがないのかもしれない。
反っていれば、こじれ続ける。
覆水盆に返らず、同じ人間同士が積み重なりようもない。
煮すぎて皮が破けると、どろどろになる。
最後は、弱火でそろそろそろそろと
気をつけて仕上げたら、きれいにできた。
それから、水羊羹を作った。
「沖縄の黒砂糖」という名で売られていたものを使った。
黒砂糖は、甘くてもイヤにならない。今度はもっと入れてみよう。
物事は、無理なく上手くいくように進めれば上手くいくし
状況や体力を読めば、選ぶ道は数少ない。
おのずと話し方も決まるし、間違いようがないのかもしれない。
反っていれば、こじれ続ける。
覆水盆に返らず、同じ人間同士が積み重なりようもない。
この本に出てくるフォアグラとうずらのパイ包みを知らなくて、
読んだ直後に全日空ホテルで出している四千円のフランス料理本とモーツアルトのCDを買った。二十歳だっただろうか。
バブル全盛期で派手めのスーツに身を包む女性が溢れ返す東京に、わたしは住んでいた。とにかく、一羽のまんまのうずらがパイから食み出してなくて安心した。一番好きな輝の本は「青が散る」。龍なら「限りなく透明に近いブルー」。林檎の唄は「無罪モラトリアム」とか。初めの作品は、すっきりしたまっすぐな勢いを感じるからだと思う。宮本輝 講談社¥770
読んだ直後に全日空ホテルで出している四千円のフランス料理本とモーツアルトのCDを買った。二十歳だっただろうか。
バブル全盛期で派手めのスーツに身を包む女性が溢れ返す東京に、わたしは住んでいた。とにかく、一羽のまんまのうずらがパイから食み出してなくて安心した。一番好きな輝の本は「青が散る」。龍なら「限りなく透明に近いブルー」。林檎の唄は「無罪モラトリアム」とか。初めの作品は、すっきりしたまっすぐな勢いを感じるからだと思う。宮本輝 講談社¥770
取材絡みで、名の知れた女性林業士と二日過ごした。
誘われて、屋根の雪下ろしを手伝った。
澄んだ青い空が、とてもキレイだった。
冷たい空気が美味しく、体が芯から温まった。
お昼ごはん晩ごはんを一緒に食べながら
これから先を語り合った。
わたしを大好きだから、もっと好かれたいと思って話しているとのぼせる、と言った。それは可笑しい、と年季の入った良い道具で淹れた珈琲を飲んで笑った。昔々神主だったためにあるという、30畳の座敷にある大きな神棚と古い三本のお雛さまの掛け軸を眺めた。雪が融けたら山仕事に付き合ってみることにした。後継者のいない彼女は、62歳だった。相性がいいらしい、やる気満々元気になった。近くの農家に預かってもらった息子を迎えに行くと
son「昨日も今日も遅いぞ、何処で仕事してたの?」と言われた。
「いつも、すみません。申し訳ないから、アイスおごるよ。」
son「まぁ、いい。セブンイレブン行こう。」
その頭を抱いて鼻をつけると、薪ストーブの匂いが強く染みついていた。
誘われて、屋根の雪下ろしを手伝った。
澄んだ青い空が、とてもキレイだった。
冷たい空気が美味しく、体が芯から温まった。
お昼ごはん晩ごはんを一緒に食べながら
これから先を語り合った。
わたしを大好きだから、もっと好かれたいと思って話しているとのぼせる、と言った。それは可笑しい、と年季の入った良い道具で淹れた珈琲を飲んで笑った。昔々神主だったためにあるという、30畳の座敷にある大きな神棚と古い三本のお雛さまの掛け軸を眺めた。雪が融けたら山仕事に付き合ってみることにした。後継者のいない彼女は、62歳だった。相性がいいらしい、やる気満々元気になった。近くの農家に預かってもらった息子を迎えに行くと
son「昨日も今日も遅いぞ、何処で仕事してたの?」と言われた。
「いつも、すみません。申し訳ないから、アイスおごるよ。」
son「まぁ、いい。セブンイレブン行こう。」
その頭を抱いて鼻をつけると、薪ストーブの匂いが強く染みついていた。
−ゼロから100億、ボクのやり方−堀江 貴文 光文社
お金で人の心が買える、っていうのは
そう表現しても可笑しくない人もいるだろうけど、
勿論、そうじゃない人も沢山いるんだから
それひとつが正しいとか、論じるような話じゃない。
お金が欲しいわ欲しいわと思っていた人なら、胸のソロバンを
はじきはじき、目をつぶって確かに擦り寄ったかもしれないし
ホリエモン応援歌は、フジ反発なだけかもしれない。
うだつの上がらない日本に長くうんざりしてた人かもしれない。
いろんな人が変化する状況に暮らしているんだから
もっと大事な何かを追い求め、手に入れ、幸せを全身で感じるひともいるわけで
この世の答えはひとつなわけがない。政略結婚さながら
あなたにとって正しいことが、誰彼に当てはまるわけもなく
資本主義の申し子の語り口は、なんだかとっても胡散臭い。
全部捨てて、インドの山奥かアフリカに行くべし。しばし黙って滝に打たれるべし。
わたしが買収される側の社員なら、やっぱりイヤだな。
お金で人の心が買える、っていうのは
そう表現しても可笑しくない人もいるだろうけど、
勿論、そうじゃない人も沢山いるんだから
それひとつが正しいとか、論じるような話じゃない。
お金が欲しいわ欲しいわと思っていた人なら、胸のソロバンを
はじきはじき、目をつぶって確かに擦り寄ったかもしれないし
ホリエモン応援歌は、フジ反発なだけかもしれない。
うだつの上がらない日本に長くうんざりしてた人かもしれない。
いろんな人が変化する状況に暮らしているんだから
もっと大事な何かを追い求め、手に入れ、幸せを全身で感じるひともいるわけで
この世の答えはひとつなわけがない。政略結婚さながら
あなたにとって正しいことが、誰彼に当てはまるわけもなく
資本主義の申し子の語り口は、なんだかとっても胡散臭い。
全部捨てて、インドの山奥かアフリカに行くべし。しばし黙って滝に打たれるべし。
わたしが買収される側の社員なら、やっぱりイヤだな。
電車男
2005年3月3日
母を見舞うと毎度、母の読みたい本のリストを渡される。
先週分を忘れると、すぐ隣のジャスコへ買いに走らされた。
?電車男
?世界の中心で愛を叫ぶ
?13歳のハローワーク
?失敗のすすめ、、、だったかな。
?文芸春秋3月号
「電車男、読むの?」
mum「読みたいんだもん、いいじゃん。」
「ふうん。」
mum「すぐ行って来てよぉ。チビみてるから。」
彼女は根を詰める性格だから、過ぎないのか?と思うけど
きっと、ひどく体調が悪かったら読書も凄くきついわけで
いくらか落ち着いて来てるのかもしれない、と思った。
先週分を忘れると、すぐ隣のジャスコへ買いに走らされた。
?電車男
?世界の中心で愛を叫ぶ
?13歳のハローワーク
?失敗のすすめ、、、だったかな。
?文芸春秋3月号
「電車男、読むの?」
mum「読みたいんだもん、いいじゃん。」
「ふうん。」
mum「すぐ行って来てよぉ。チビみてるから。」
彼女は根を詰める性格だから、過ぎないのか?と思うけど
きっと、ひどく体調が悪かったら読書も凄くきついわけで
いくらか落ち着いて来てるのかもしれない、と思った。
二月に引いた風邪のせいか、
遅れていた生理がようやく来たと思ったら
あまりの重さに息も絶え絶え
抗し難い力に捉えられた動物のように
横になると本能に支配されるのみで、動けない。
小学校六年に観察した松の木のおしべとめしべの話と
教科書の絵を思い出した。わたしは自分の命も、ごく自然の一部分だと感じる。
四季をくぐり抜け、一年一年を重ねる木々がもうすぐ緑に萌え、葉を鳴らす。
実を結び、大地に恵みをもたらし葉を落とす。
淡々と無精卵を産み続ける鶏の姿が、次に目の裏に浮かぶ。
あの小屋の中にあるシステムと、ひとが暮らすシステムの大きな違いが
はっきり言えないぐらい、鈍ってる。回らない。原稿は明日。もう眠る。
遅れていた生理がようやく来たと思ったら
あまりの重さに息も絶え絶え
抗し難い力に捉えられた動物のように
横になると本能に支配されるのみで、動けない。
小学校六年に観察した松の木のおしべとめしべの話と
教科書の絵を思い出した。わたしは自分の命も、ごく自然の一部分だと感じる。
四季をくぐり抜け、一年一年を重ねる木々がもうすぐ緑に萌え、葉を鳴らす。
実を結び、大地に恵みをもたらし葉を落とす。
淡々と無精卵を産み続ける鶏の姿が、次に目の裏に浮かぶ。
あの小屋の中にあるシステムと、ひとが暮らすシステムの大きな違いが
はっきり言えないぐらい、鈍ってる。回らない。原稿は明日。もう眠る。