グリーンレモン

2005年4月29日
明日がオープンで12時まで仕事、午前様だった。
ほかのスタッフは朝方か、徹夜だろう。
息子を迎えに行って帰宅すると、父が待っていた。
dad「あと一ヶ月しか、持たないかもしれない。」
なんのことよ。「おかあさん?いやよ。」
dad「葬式の準備があるんだ。」
「ねぇ、なに話してるの。そんなこと聞きたくない。」
おかあさんに会いたい。会って、いつものバカな話を繰り返したい。
その手を握りたい。仕事なんか、どうでもいい。

コラボ

2005年4月27日 お仕事
つまらないルールを作って
人間が自由に思いを創作できないなら
もはや未来は風化するのみ。
自然誘発的なことを頭打ちするのでは、おかしい。
人工的な杉林よりも、雑木林の土壌が豊かなように
きっと文化や経済、教育の根っこがのびのびと伸びるようでなければ、ね。ここにいる誰にでもいいように、なんてムリな話だけど
流れは、細かく拒むより受け入れることのほうがうんと大事。なはず。

デコブーケ

2005年4月27日 日常
残業を終えて
同僚に預かってもらった息子を迎えに行くと
連日振り回されている疲れが溜まっていたのか、
二階の子供部屋で熟睡していた。
ピックアップしてから、今夜の帰宅も10時を過ぎた。
玄関脇にある家の桜が満開で、理由もなく嬉しかった。
病院の母に見せてあげたい、と思った。
郵便受けにあった青い封筒は、アメリカの友人の結婚式の招待状だった。
日本人はどうしてこんなに縦割りが好きなんだのよ。
区割。系列。味わう足軽、ホリエモンの気分っての。
こんなの武家社会の名残だわ。
殿の命令だぞ!火事だ!火の車だ!って紙書けってか。
自分の責任で、柔軟に動いてちょんまげ。

Gストリング

2005年4月25日
いやん、それ以上近寄っちゃだめ。
黄色味を帯びた大きな月が美しかった。
ホットケーキに見えた息子が
フォークでパクパク食べたい、と車で言った。
今夜の月にご満悦、明かりのない城の食堂で
狼男が赤いステーキをニタニタ食べていそうだった。
病院の母が「わたし、もう長くないのかも、、、。」と、うな垂れた。me「どうして?」
mum「だって、全然治れないんだもの。」
me「わたしだって、明日死ぬかもしれない。このチビも一週間後に車にぶつかるかもしれない。ねぇ、痛い?」と、母の足をつねった。
mum「痛い。」
me「ほら、大丈夫。いま生きてる。」ここに、母がいるだけで嬉しい。
相手の依存心が高過ぎて高過ぎて、
非常に気分が悪い。
まぁ、ここは仕方がないか。雰囲気が断然よくなった。
母が今朝、入院した。
次回抗がん剤まで、体力気力をつけたかったのに。
思いどおりにいかない。慌しい。
ゆうべは疲れて、九時頃に眠っていた。

Still Life

2005年4月22日 お仕事
こんなアホは、みたことない。
でも、誰のために仕事をしても意味は同じね。
やるしかない。時間が足りない。
毎晩御飯を作りに帰宅。それから戻って9時半まで。
10時また帰宅、お風呂に入って絵本を読んで、
子供を寝せて自室で仕事の続き。12時半。
ベッドに潜る、あっという間に朝が来る。
朝食と母の昼食を作り、息子を抱えて保育園に走る。
お金をおろした。ガソリンつめた。でも、卵もヨーグルトも買う時間がない。
あ、今朝の夢で韓国にいたな、、、。

りんご

2005年4月20日 お仕事
ゆうべ犠牲になる家族たちをはじめ
現状に見切りをつけて断ったのに。
一晩で考え直して素直になったバカボンひとりに、
みんな振り回されて忙しい。ふうう、参ったなぁ。
お金をおろす時間も、ガソリンつめる時間もない。
お昼ごはんや晩ご飯も、ろくに食べれない。
あっという間に午後の九時半。今週だって土日はない。
GWも盗まれちゃうのか。バカみたい。はじめから、放っておけばよかった。
わたしに、そんな力があったなら。果たしていいのか、悪いのか。
偉い先生の怒り心頭、電話を受けたら。あああ。放っておけなかった。ふううう。

Key

2005年4月19日 日常
どうして、この手に鍵がある。
こころを開くマスターキー。
ひとにスッと入って、やる気や流れを起こすキー。
ときどき、大変なことになる。
でも、この手にあるなら使うほかない。

Chicken Zombies

2005年4月17日 こども
とにもかくにも、抱え込み過ぎはダメ。
この頃息子が欲求不満。悲しみを訴える。
これは息子曜日を決めて、時間を取ろう。
通勤中、ギターの高音にワクワク痺れるわたし。
ノリノリで燃える車中、一日のはじまり。

柳宗理

2005年4月17日 お仕事
偉い先生が疾風のように現れて、帰った。
東京大学出身らのネットやコネクションはすごいもので、
国のお金を動かすキャリア組の部屋と直結。連結。
電話が鳴る。話が決まる。実績を裏づけし合う。
世界をまたにかけるユダヤ人みたいだね。ふうん。
ゆうべ、突然電話が鳴り
今日の昼、急に母が退院して来た。
病院食をずっと嫌がっていたから、
手料理をずっと食べさせてあげたかった。
栄養を考えた昼食夕食を出すと、
「わぁ、カラダにいいものばかり。」と、喜んで完食。
2005年は、料理の腕をあげる年だったのかな。
よし、美味しくて温かい「ごはん」を極めよう。後悔したくない。
いまは家族と家事を優先する。という訳で、本日は午前と午後の二時間づつ。
今日から仕事は、楽しい息抜きの時間にシフトチェーンジ。

VOLVO

2005年4月16日 生きるために
何も臆することはない。
ガウディやダヴィンチじゃないけれど
長くひとに触れて、ひとの中に流れて
初めて真価を認められる、というもの。
保守的な日本なら、NOと言えない日本人なら
なおさらの話。たとえ孤独を感じても、
最低限の味方はひとりいる。そう。自分を信じる自分から、始まる。

WILL ACTIC

2005年4月15日 日常
感覚でやっていい仕事と
根拠の積み上げが大事な仕事があると思う。点と線。
なんでも簡単にしていいか、って言ったらよくない。
まずは、現状と流れを正しく把握することが第一、、、。
ブロークンな価値観の上にある
この国に生まれて、なにが人生を豊かにするのか
仕事の選び方、生き方の個性を重んじた選択のスキルを見せる。
経済の過去、現状、未来を見据えて
頭のいいリュウが、日本のために送るレッドサイン。
子供たちが、わかりやすく明るく楽しくやさしく読めるよう噛み砕い言葉の中にも、リュウらしい鋭さ誠実さが薫る。
絵がださくて社会の教科書みたいだけど、面白い。拍手喝采!

ふきのとう

2005年4月14日 日常
著名な陶芸家の個展を開くにあたり
打ち合わせのネタ揃えで56歳の作家を訪れると
「あら、噂してたのよ!」と、五人ばやしにあった。
「作品を作りながら、あなたって春を知らせる
”ふきのとう”みたいだって話してたの。」
me「どうして?」
「だって、そのまんまじゃ苦くて苦くてとても食べれないって思うんだけど、
料理次第じゃ凄く美味しい。」だって。大笑い、苦笑い。
ホームセンター、ジャスコ、ダイソーも
中国製、アジア製がほとんど。
やおや、さかなやも
中国製と世界各国のものがならぶ。
日本製はウォッシュトイレとガスレンジと家電製品。
お菓子と文具、ガムテープ、雨カッパ、くるま。マンガ。
反日だなんて。そんな。だいたい安い労働力を企業が買って、
日本の消費者も喜んで中国産、韓国産のブランド洋服を着てるのに。
ダイソーの箸やきれいなお皿を並べているひとも多いのに。
悲しいかな、日本人の家の中や名のあるホテルすらも化粧版の妙な家具が並び、
諸外国のほか、アジアと中国韓国だらけなのに。
なのに。

資本主義国

2005年4月13日 日常
民間企業や金融機関の各運用資金も
国や市町村の税金で、
医療機関だって個人負担はあっても
ほとんど国や市町村の税金で
すごい道路や橋を造って
ほとんど国や市町村の税金で
市町村合併が叫ばれたら、やたら公共事業の工事ラッシュで
いくらTOYOTAが世界に車売ったとかいっても。とにかく、この国、お金遣い過ぎ。
永遠にすごい、ひどい赤字に瀕死。稼いでも稼いでも間に合うわけない。
ITで国民の豊かさが保てるわけもなく、ここって、これって資本主義なんだっけ。
なんだっけ。税金はみんなで稼いだお金、稼ぐ予定のお金。
子供の頃、母はわたしの髪をかき上げ
小さなおでこを撫でて抱き寄せていた。
母の愛情をまっすぐ感じる瞬間だった。
いま、息子が怪我をしたり
お腹が痛い、と言えば
母が昔どうしてくれたか、を懸命に
自分の記憶の奥の引き出しを開けて
そこにあった感触や声音や匂いまで、再現している自分に気づくことがある。
だから、息子がスクスク育てば、いつか
son「歯はジャスコで買えないんだぞ。」とか似たようなことを言いながら
父になって我が子の歯磨きを手伝うかも、と手から手へ、口から口へ
子育てが祖先や他人から流れて来て、後へ流れていくことを考える。
戦争は、そういう意味でも流れを絶つ。
子育ての手数口数も減らし、国や民族の血を荒らす。
そう思うのは、不器用な父の生まれが昭和20年の秋だったから。

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