少なからず。家族も仕事も人間関係で
勿論、十人十色の性格も生活も多々ある中で
小さい頃からの環境も手伝い
それぞれ何かを長く抱えて生きていれば
問題は起きる。口論もある。時に、すれ違う。
それを口外するにもコツがあって
自営業がお客さまにレジでペラペラ喋るのでは、
いくらそれが正論でも、この人はアホに見えるし、老舗の嫁には向いていない。
気持ちはじゅうぶんわかるが、自分の生活が半永久的に抜け出せないそこにあって
それを含めた家や仕事を守る、ってことがないと。いつまで経っても、戦国時代。
生涯自分しか生きれない。たぶん、自分さえも生きれない。
部下や家族が育つなんてことは、あり得ないし
まぁ、自分の精神が脈々と伝わるなんてないだろう。
ゆうべのラストサムライ、おもしろかった。
勿論、十人十色の性格も生活も多々ある中で
小さい頃からの環境も手伝い
それぞれ何かを長く抱えて生きていれば
問題は起きる。口論もある。時に、すれ違う。
それを口外するにもコツがあって
自営業がお客さまにレジでペラペラ喋るのでは、
いくらそれが正論でも、この人はアホに見えるし、老舗の嫁には向いていない。
気持ちはじゅうぶんわかるが、自分の生活が半永久的に抜け出せないそこにあって
それを含めた家や仕事を守る、ってことがないと。いつまで経っても、戦国時代。
生涯自分しか生きれない。たぶん、自分さえも生きれない。
部下や家族が育つなんてことは、あり得ないし
まぁ、自分の精神が脈々と伝わるなんてないだろう。
ゆうべのラストサムライ、おもしろかった。
生き抜こう、と思うと
いつもレンズが望遠になって
何事も客観視してしまう。
些事に反応するのが当たり前の人間で
向けられる人の目は、大変やかましい。
憶測で物事を話す人間は、危なかしい。
他人の言葉を引き合いに出して、すがって話す。
早く結論を付けたがる。馬耳東風。かまってられない。
中世に生まれてたら、わたしなんかは魔女狩りになったかもしれない。
インフルエンザのウィルスが体中でわいわい、ダンスパーティーの様子♪
、、、しんどい。
いつもレンズが望遠になって
何事も客観視してしまう。
些事に反応するのが当たり前の人間で
向けられる人の目は、大変やかましい。
憶測で物事を話す人間は、危なかしい。
他人の言葉を引き合いに出して、すがって話す。
早く結論を付けたがる。馬耳東風。かまってられない。
中世に生まれてたら、わたしなんかは魔女狩りになったかもしれない。
インフルエンザのウィルスが体中でわいわい、ダンスパーティーの様子♪
、、、しんどい。
フレッドスチーム
2005年4月9日
母が帰宅したがって
病院のご飯を食べなくなった。
念願の帰宅は、白血球が300を切る中
昨日で三度目の「お流れ」になった。
カローラで迎えに行った父はひとり帰った。
木曜の夜から、息子がインフルエンザA型で高熱を出し
この鉢合わせから家族の体力、生命力のアンバランスを考え母の病状を第一にするため、わたしは空き家を借りた。
もしも、インフルエンザじゃなくても。わたしたち親子の色々な生活が目に付く。
少なからず病気に専念できない瞬間が、きっと出て来る。
ゆうべ突然、息子が真夜中に目を覚まし
son「おばあちゃん、入院が長くてかわいそうだ。」と呟いて、また昏々と眠った。
そのとき、風もないのに部屋のドアが開いた。
病院の母が家に帰れず、起きて思いを募らせている気配がした。
病院のご飯を食べなくなった。
念願の帰宅は、白血球が300を切る中
昨日で三度目の「お流れ」になった。
カローラで迎えに行った父はひとり帰った。
木曜の夜から、息子がインフルエンザA型で高熱を出し
この鉢合わせから家族の体力、生命力のアンバランスを考え母の病状を第一にするため、わたしは空き家を借りた。
もしも、インフルエンザじゃなくても。わたしたち親子の色々な生活が目に付く。
少なからず病気に専念できない瞬間が、きっと出て来る。
ゆうべ突然、息子が真夜中に目を覚まし
son「おばあちゃん、入院が長くてかわいそうだ。」と呟いて、また昏々と眠った。
そのとき、風もないのに部屋のドアが開いた。
病院の母が家に帰れず、起きて思いを募らせている気配がした。
人事発表後、土日返上で夜も毎日通して残業の中。
最後は、わたしのもとしかない息子が四歳でひとり、
火のある家に留守番っていうわけにはいかないので
二時間、三時間よく我慢して隣に座って仕事が終わるまで
紙やホッチキス、テープで遊びながら待っている。
今日も保育がなく、半日は死んだおばあちゃんの妹さんに預かってもらい、八時半まで残業に付き合っていた。
穏やかで賢い彼女は80歳を過ぎているし、絶対に大変だったろうと思うのに
grand mum sis「大丈夫だった、いいこだよぉ。また、おいでね。」とおかずもくれて
「おかあさんのこと、毎日待っててくれてありがとう。」と、ベッドで礼を述べると
son「どういたしまして。」と、ふたりに頭が下がった。そう、わたしも覚えている。
いつも親や大人の話が終わるのを待っているのは、呆れるほど
とてもとても長かったな、と。
四月が一段落したら、彼が欲しがってるローラーブレードを買いにいこう。
最後は、わたしのもとしかない息子が四歳でひとり、
火のある家に留守番っていうわけにはいかないので
二時間、三時間よく我慢して隣に座って仕事が終わるまで
紙やホッチキス、テープで遊びながら待っている。
今日も保育がなく、半日は死んだおばあちゃんの妹さんに預かってもらい、八時半まで残業に付き合っていた。
穏やかで賢い彼女は80歳を過ぎているし、絶対に大変だったろうと思うのに
grand mum sis「大丈夫だった、いいこだよぉ。また、おいでね。」とおかずもくれて
「おかあさんのこと、毎日待っててくれてありがとう。」と、ベッドで礼を述べると
son「どういたしまして。」と、ふたりに頭が下がった。そう、わたしも覚えている。
いつも親や大人の話が終わるのを待っているのは、呆れるほど
とてもとても長かったな、と。
四月が一段落したら、彼が欲しがってるローラーブレードを買いにいこう。
すぐ感情的になるのは、なんでだろう。
その状況をお伺いしたい。
居合わせる大多数に不利益で、もったいない。
余裕がなければ、頭も気持ちも回らない。
同じ負荷でも、カラダだって重たくなる。
わたしは冷静さを欠いて感情的になったり、
追われて釣られてバカみたいに走れない。
振り回されるのも、相手を振り回すのもイヤだし
小さい頃から、そういう人が信用ならない。
依存し合う日本文化の家庭環境が精神や和を重んじ
「引く」ことが美しさ、だなんて神話のように
現実の社会でも尊ばれるわけだけど
わかりにくいし、何が欲しいのか全然わからない。
ならば、自己点検。車検のようにこころのメンテナンスをすべきだよ。
長く同じ状況や立場に埋もれているから、偏りが生まれるんじゃないか。
その状況をお伺いしたい。
居合わせる大多数に不利益で、もったいない。
余裕がなければ、頭も気持ちも回らない。
同じ負荷でも、カラダだって重たくなる。
わたしは冷静さを欠いて感情的になったり、
追われて釣られてバカみたいに走れない。
振り回されるのも、相手を振り回すのもイヤだし
小さい頃から、そういう人が信用ならない。
依存し合う日本文化の家庭環境が精神や和を重んじ
「引く」ことが美しさ、だなんて神話のように
現実の社会でも尊ばれるわけだけど
わかりにくいし、何が欲しいのか全然わからない。
ならば、自己点検。車検のようにこころのメンテナンスをすべきだよ。
長く同じ状況や立場に埋もれているから、偏りが生まれるんじゃないか。
この世でもっとも醜いことは、
ひとがひとをおとしめること。手にかけ、あやめること。
それを思い描き、もがく時間。
現在も過去も、そのココロだと思った。
空を見上げれば、雲が流れ陽が傾く。
足はひからびた虫や小石を踏み、
地面に這う根が押し出した小さな緑を見つける。
ひとばかり見ているから、溺れる。お金ばかり見ているから、不相応に欲張る。
ひとがひとをおとしめること。手にかけ、あやめること。
それを思い描き、もがく時間。
現在も過去も、そのココロだと思った。
空を見上げれば、雲が流れ陽が傾く。
足はひからびた虫や小石を踏み、
地面に這う根が押し出した小さな緑を見つける。
ひとばかり見ているから、溺れる。お金ばかり見ているから、不相応に欲張る。
あの日、浜に打ち上げられたくじらは荒い呼吸を続け
生きていた。カラダを撫でたら、濡れたゴムのようだった。
死を待つ彼女と目が合った途端、急に涙がこみ上げ
胸が詰まった。その場から走り出して、転びそうになった。
大学の有名な先生が言うには、珍しい種類だった為に、
死んでから、その場で解体され博物館に運ばれていった。
山を買えたら、山の中に大きなくじらとイルカとゾウを彫り続けたい。やさしい顔とカラダをしていた、彼女の墓石を刻むように。
クローンが進んで、間違っても「ひと」の剥製を作らないように。
等しい価値で、共に生きていることを忘れないように。
生きていた。カラダを撫でたら、濡れたゴムのようだった。
死を待つ彼女と目が合った途端、急に涙がこみ上げ
胸が詰まった。その場から走り出して、転びそうになった。
大学の有名な先生が言うには、珍しい種類だった為に、
死んでから、その場で解体され博物館に運ばれていった。
山を買えたら、山の中に大きなくじらとイルカとゾウを彫り続けたい。やさしい顔とカラダをしていた、彼女の墓石を刻むように。
クローンが進んで、間違っても「ひと」の剥製を作らないように。
等しい価値で、共に生きていることを忘れないように。
今夜も、また息子が繰り返し言った。
son「大きくなったら、おかあさんになりたい。」
「ん、どして?」
son「だって、カッコイイんだもん。」
「ほ、どこが?」
son「だって、こーーーんなに大きいから。」
あははは、そか。背高いよね。ビジュアル的な回答に笑った。息子と交わす会話は、まるで春のように。ふんわり、ときどき、わたしの中にあたたかみを差し込む。そう、ほんとうの春を待つわたしたちの中に。
son「大きくなったら、おかあさんになりたい。」
「ん、どして?」
son「だって、カッコイイんだもん。」
「ほ、どこが?」
son「だって、こーーーんなに大きいから。」
あははは、そか。背高いよね。ビジュアル的な回答に笑った。息子と交わす会話は、まるで春のように。ふんわり、ときどき、わたしの中にあたたかみを差し込む。そう、ほんとうの春を待つわたしたちの中に。
son「大きくなったら、おかあしゃんになりたい。」
まっすぐな瞳で言われると、よし!がんばろうって
味わったことのない気持ちがホクホク生まれて来る。
おかあさんになれて、よかった。
一緒に暮らせて、よかった。
まっすぐな瞳で言われると、よし!がんばろうって
味わったことのない気持ちがホクホク生まれて来る。
おかあさんになれて、よかった。
一緒に暮らせて、よかった。
ねだる妹たちに「高いジーンズを持ってけ、泥棒!」
気前良くあげたらココロ淋しくなって、
まるっきり同じサイズ表記のデザイン違い
個性的なニコル・ミラーをネットで二本買った。
一本は余裕なのに、もう一本が、あれれれーーー。
入らない、、、。サイズ同じ?不思議ね。
なんだか人間臭い。でも、きっと、履けるはず。
今夜こそ入るかも、と試してるところ。
そろそろ、だんだん。体重も春夏物に衣替え。
気前良くあげたらココロ淋しくなって、
まるっきり同じサイズ表記のデザイン違い
個性的なニコル・ミラーをネットで二本買った。
一本は余裕なのに、もう一本が、あれれれーーー。
入らない、、、。サイズ同じ?不思議ね。
なんだか人間臭い。でも、きっと、履けるはず。
今夜こそ入るかも、と試してるところ。
そろそろ、だんだん。体重も春夏物に衣替え。
この島からしばらく出ていってください。
いろんなものを取り戻したら、OKを出しますから、と
猫や雀や熊、鮭や岩魚がはちまきをして大運動。
日本人がひとり残らず列島から出国し
仮に10年経って、どんな豊かさが戻り
どうスタートできるんだろう。
留守の間の原子力発電を、猿がチェックできるわけがなく
「高断熱高気密!オール電化住宅!」に憧れながらも
その投資の結末を考える。人は共に生きることを、忘れられない。
いろんなものを取り戻したら、OKを出しますから、と
猫や雀や熊、鮭や岩魚がはちまきをして大運動。
日本人がひとり残らず列島から出国し
仮に10年経って、どんな豊かさが戻り
どうスタートできるんだろう。
留守の間の原子力発電を、猿がチェックできるわけがなく
「高断熱高気密!オール電化住宅!」に憧れながらも
その投資の結末を考える。人は共に生きることを、忘れられない。
「象の消滅」 短篇選集 1980-1991
2005年3月28日 読書
読売新聞の「HOTライン倶楽部」という
タイトルの冴えない本のスペースに
村上春樹の大きな写真があって、目を引いた。
近年、彼が出した本から感じる根の深い問題を
捉え続けたような皺が重なって、いい写真だった。
悪い意味ではなくて、遠い太鼓でも彼は年相応の
「いい大人」には見えなかったし
そのまま年を重ねられるのだろう、と思ったのだけど
それはいくぶん、違ったようだった。
わたしはいつも、春樹の個人的な基準に癒される。
タイトルの冴えない本のスペースに
村上春樹の大きな写真があって、目を引いた。
近年、彼が出した本から感じる根の深い問題を
捉え続けたような皺が重なって、いい写真だった。
悪い意味ではなくて、遠い太鼓でも彼は年相応の
「いい大人」には見えなかったし
そのまま年を重ねられるのだろう、と思ったのだけど
それはいくぶん、違ったようだった。
わたしはいつも、春樹の個人的な基準に癒される。
病院に近いおば夫婦が、
母に「コバルトバナジウム水」を小まめに
運んでくれるので、お鮨を買って立ち寄った。
37万円もする「水」を作る機械はGET21という
よく聞けば、AmwayやNewSkinに似た
マルチ商法で二台売れば60%還付される仕組み。
「そんなことは面倒で断ったし、義姉さんの病気を治したくて買ったのよ、、、。」と、
おばは、ゆうべ母の人生を語りながら何度も涙をこぼし声を詰まらせた。
九州で生まれ、東京のOLだった母が辺鄙な田舎に嫁いで、
当時、中学生だったおばたちに見たこともないケーキを焼きピザを作ってくれた。
大きな家族に尽くし苦労を生き抜いて、このまま死なせられない
病気を治して一緒に旅行に行きたい、と泣いていた。
母に「コバルトバナジウム水」を小まめに
運んでくれるので、お鮨を買って立ち寄った。
37万円もする「水」を作る機械はGET21という
よく聞けば、AmwayやNewSkinに似た
マルチ商法で二台売れば60%還付される仕組み。
「そんなことは面倒で断ったし、義姉さんの病気を治したくて買ったのよ、、、。」と、
おばは、ゆうべ母の人生を語りながら何度も涙をこぼし声を詰まらせた。
九州で生まれ、東京のOLだった母が辺鄙な田舎に嫁いで、
当時、中学生だったおばたちに見たこともないケーキを焼きピザを作ってくれた。
大きな家族に尽くし苦労を生き抜いて、このまま死なせられない
病気を治して一緒に旅行に行きたい、と泣いていた。