冷静になるべく愛情について読書。
B・アンジェリスの原書を加藤締三氏が
氏の哲学風に訳している。訳者−前書きがいい。

男女の出会いの一番の悲劇は、間違った相手を選んだ場合。
出会いは喜びをもたらしても、次は悲劇というのが恋。
「この恋こそ絶対間違いない」と信じ込み
時が経つにつれ、自分の愚かさに落ち込むのである。

恋人の選択を間違わないためには自分を知ることである。
愛の本質は自分が本当に求めているものは何かを知ること。
自分が幸せになるためにどうしたらいいか、を知ること。
それがわかるからこの相手と恋することが幸せなのか、がわかる。
逆に言えば、「自分」に気がつかなければ「かたち」に囚われて
自分の心の葛藤に気づかないから間違った恋人を選ぶ。
間違った相手を選ぶ人は、間違うだけの問題を心に抱えている。

人よりも優位に立ちたい人は、権威獲得のために恋人を選ぶ。
心が病んでいて恋人選びだけ間違わないようにはできない。
自分をわかっている人は「言葉」に騙されない。
騙されるタイプは間違った関係に陥り、間違った恋人を選ぶ。
こういう人はもともと、相手を愛していないことが多い。
「愛しているよ。」と言われただけで相手が自分を愛している、と信じる。
なぜ人々が思い込みを信じるか、というと不安だからである。

、、、とかなんとか読んで左脳を使い出したらずいぶん落ち着いてきた。
二度と間違いは繰り返さない。もう間違いはいらない。続きを読もう。
よっしゃぁ、カシスを飲もぉーっと。
わたしの心がTRUE LOVE氏に囚われていることを
息子なりに感じているらしく、
「そばにいて。抱っこして。」と
昨日は離れなかった。母は反省した。ごめんね。
「だいじょうぶよ。何があっても離さないからね。」
何があっても自分の存在は揺らがないのだ、と愛されるのだ、と今までに以上に伝えようと決めた次第。

GREAT LOVER

2005年12月31日 恋愛
どの会話も、一部たりとも失わないように
真空パックにして、いつも持って時々読み返したい。
そう、思った。切れが良くて、だぶついていない。いい。
ゆうべ、わたしの心によぎった伝えない不安を
いま「じゃあ、またね。」と言った瞬間に
「あと少しだけ、いいかな?」と
漏れなく精確になぞっていくのは、なぜかと思うよ。
焦らず、ギアを落としてリレーションを深めていこう、と
僕に任せてくれるかな、とゆっくりポイントをついて言葉を重ねていく。
こんなに上手にわたしの一歩前をリードする人は初めて。深呼吸。落ち着いて!
鎮まれ、孤独を耐えていた魂。鎮まりたまえ。

TRUE LOVE

2005年12月30日 恋愛
約束していたお気に入りのTRUE LOVE氏が来ない。
連日の寝不足で眠りこけている。間違いない。
わたしの知るO型は空腹と睡眠不足に弱い。
起業して10年。会社を経営する独身男性の生活は、
ずぃぶん無理もするしハチャメチャになり易い。
きっと言っても聞かない。
体が悲鳴を上げていることに自分で気づくまで。

話をすると落ち着いていて包容力があって安心する。
心を開いている会話が続いてって、彼が調子に乗ると
ほくほく温まっているわたしはどうでも良くなって
とろっと溶けそうになる。そして、とても眠く眠くなる。。。
特に日本の古い古い歴史を学んだ知識は面白過ぎてストップがかけれない。

あちこち市場のリサーチがてら来月早々にデートの予定。楽しみ。
子持ちとデートなんぞしたことなんか勿論ないだろうし
今のところ物心付きだした息子に会わせるわけにはいかないから
親友に子守を打診したら役を買って出てくれた。本当にありがとう。
Babyの頃は心配しなかったが、5歳になって自分の考えを見て話す。
しっかりした関係が見込めないうちに逢うわけにはいかない。

男性と女性の関係は結婚が終着でもカップルのスタートでもないし
長く愛し合える男女の関係が大事なので急ぎたくないのだけれど
もうすぐ38歳、もっと子供が欲しいためについつい先を急ぎがち。自重しませう。

まぁ、でも、しっかりしていそうなTRUE LOVE氏。
彼のリードに任せてみよう。
京セラの創始者、稲盛和夫氏がざっくばらんに書いたもので
特に経営と会計の実学として読む専門書ではなく
仕事に対する哲学や基本姿勢として気軽に読める一冊。
要は、慣例に従い陥る錯覚や妄想に生きるのではなく
正しい仕事なりを追求し実体を捉えることだと思う。
それはどんな仕事にも共通する。良書。

ISBN:4532190061 文庫 稲盛 和夫 日本経済新聞社 2000/11/07 ¥550 本の帯に「会計がわからんで経営ができるか!」と印刷されている。会計というとつい「勘定が合えばそれで良い」「会計は専門に勉強した特定の者にしか理解できない」という感覚にとらわれてしまう。特に経営者は「利益追求=売上追求」と考えてしまい、会計をおざなりにしてしまいがちなのではないだろうか。

タンガ

2005年12月30日
わたしはタンガ派。女前=お尻前。
女性の魅力はお尻だわ、とこの頃しきりに思うので
お尻に力が入ってる。
でも、お尻がよくても顔がかわいくても
髪の毛がバサバサだったりしたら話にならない。
それもまた赤く染まった髪に魅力を感じなくなった。
なんというか、性的魅力も生命力も弱まって見える。
髪は女性の命。なかなか気に入るスタイルにならないけれど。

116

2005年12月24日 こども
son「おかあさん、フレッツBヒカリの電話番号知ってる?」
me「なに?」
son「116だよ。電話かけるとミッキーのパソコンと
おかあさんと同じぐらいのおっきー人形がもらえるだよ!!」
me「そりゃ、すごい。」
son「ぼくがかけるから、かけちゃだめ。じゃあ、かけるよ!」
イチイチロク、ガチャ!「やっぱこわい。もっかい。。。」
イチイチロク、ガチャ!「だめだ!おじさん出たら、どうしよう。。」ゆうべは真夜中、朝四時まで10回もの嘔吐を繰り返し、仕舞いに発熱。
今朝、三枚のパジャマを洗った。しかし、今日は復活。
さすがにケーキは食べれなくなっていたため、ケーキ屋さんへ駆け込み
クリスマス仕様のプリンを選んで食べて、満足気。
ああ、元気になってよかった。明日は映画に行く予定。

こぶたの耳

2005年12月22日 こども
me「犬のなまえは?」son「だい、クロネコ。」
me「静岡。」son「じどうかん。」
me「広島。」son「ひろしま。」◎
me「岡山。」son「オカマや。」オカマ屋?
me「眼鏡屋。」son「メカケや。」え、妾屋。。。
me「チャルメラ。」son「ちゃるめろ?」
me「ひとりでどこ行くのよ?」son「フランス。」ほー。
ジョッジーナグッドマンのブーツが90%OFF!
155000円→15500円で即決。
昨年からきれい色のブーツを探していた。
正直、黒は無難だけどつまらない。飽きる。
わたしの恋の原点がここにある気がして自ら聞き捨てならない。
37.5で24センチでは小さいかな、と心配したが大丈夫だった。ふくらはぎの方がきつい。。。ところで靴の裏にMADE IN LOVE、MADE IN SPAINと書いてある。あー、ツボに触れる。惚れ惚れ。

美しいお経

2005年12月19日 日常
ひどい地吹雪の中、一寸先は闇を感じながら運転した。
大型トラックと大型トラックがぶつかって道が遮られていた。
あと三分早く出ていたら、わたしたちは死んでいた。
行きも帰りも衝突事故を見かけた、ひどい悪路と天候だった。
山間地で編集会議を兼ねた師走恒例のすき焼き忘年会があって
夜九時に帰宅。ガードレールのない沢づたいの道を走る帰り、一瞬風が止み地吹雪が切れたとき、遠く漆黒の闇をバックにゆらゆらと数人の落ち武者のような影が刀を抜いて浮かび上がって驚いた。待ち人を斬ろうと長年待っているような怨念溢れる迫力にゾッとして息を呑んだ。よくみれば枯れたススキの、千年も立っているかのような風情に顔がないのが不思議なほどだった。
ゆうべテレビを流しながらメールの返信を書いていたら
NHKスペシャルで〜脳梗塞からの再生〜
免疫学者、多田富雄の闘いが始まってメールを閉じた。
人生の終盤に生まれ変わった状況がどうであれ、
「生」へ真摯に立ち向かう先生を見て時々涙がこぼれた。
母もいっそのこと死にたい、と自虐的に何度叫んだかしれない。
それ以上に生きていたい、助けて欲しい、とすがって泣いていた。
ともすると人生は誰のものでもない。
母の肉体は朽ちない魂を置いていく様に死んでいった。
先生は神経を失い言葉を失ったけれども生かされた。
一億三千万円を運よく集めて臓器移植の選択肢を掴んだ赤ちゃんもいれば
チャンスに恵まれず消え行く多くの命がこの星にある。
わたしもまた同じ。
明日は気まぐれに草むらのタンポポに生まれ変わっているかもしれない。
人生は不平等に転び続けるところが平等なのに、大輪の花を咲かせようと夢見ると
大過なく太平に生きろ、と父が後ろから水を差す。
すべては螺旋を上るように続くうたかたの舞。終わらない階段の流れの上。

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0986.html
http://www.rs.noda.tus.ac.jp/~immunol/tada/
悪いとわかっていながらズルをやめない人
やらなくちゃいけないと知っていながら
知らない振りをしたり毎日見ぬ振りをしたりする人
その気持ちを抱えていることが
意識の中では相当の重荷で自分に対する不満で
重さのわからなくなった不安を抱えたまま生きているのでは、
突如金太郎飴のように斬られても、真っ向から立ち向かえるわけはなく、カッコよく責任が取れるわけもなく、人が寄り付くわけもなく、愛せるわけもなく、潔く生きている人のせいにしてワァワァ叫び続ける、まずもって自らをトコトン地中深く下げるサゲ●ーーーン
いくら求められても誰も救えない 激高するほど悔しいなら自分の力で上がって来い

ヨガマット

2005年12月6日
いまだ母乳をいくらか出しているせいなのか、柔らかかった筋肉や骨が急速に硬くなった気がしていた。ここ2,3年気になっていたが、血流が悪いのも骨が弱ってしまうのも後々深刻な不健康を招く気がして、夜中に目が覚めた。まだまだ子育てをしなくてはいけないし、与えられた命を全うするために、夢を叶える為に体力も気力も必要だ。
流されていられない模様。
−台所仕事はいのちへの思いやり−
字のごとく、無心になって無口になって
ただひたすら心を込めてやり抜くこと。
この本は家庭料理を介して
日本の国、家族、人のあり方に通じ
一粒のいのちそのものに触れて来ます。

ウルトラマン

2005年12月5日 こども
ウルトラマン
美味しい牛肉が手に入ったから食べにおいで、と
社長宅の夕食に誘われご馳走になって来た。
芹がふんだんに入ったしゃぶしゃぶにアメ色の薩摩焼酎を
酌み交わし、家では滅多に食べない食事で美味しかった。
外の評判の良いレストランも確かにいいけれど
御自宅に招かれたほうが遥かに親密で、気心を許すようなところが生まれ、その家の想像もできない小さなルールを知れたりもするので、とても楽しい。仕事の話は悪くなかったけど、起業については時期早々と反対された。家業跡取りの24歳のご子息が帰宅すると、昔々彼のおもちゃだったらしい大きなウルトラマンを出してきて息子へプレゼントした。お礼に激しいキスの洗礼。就寝時、ベッドを覗くとよほど嬉しかったのか、抱いて一緒に眠っていた。
土曜日は息子が五歳になった誕生会で
七人の子供たちが遊びに来てくれた。
年齢はバラバラ、女の子が多かったので
わたしが作るパフェやご飯のお手伝いをしたがり
一緒に台所に立って教えたり褒めたりで楽しかった。
健気で生命力があって女の子もかわいいな、
と思い広い台所が欲しい、と思ったりした。
あしたも会議が二本。やる気はどこに行った?
今日はデスクで何だか無性にだるかった。
一年一回?あるかないかのトーンの落ちた一日。
今夜は父が大きなソーセージと野菜のコンソメ煮を
作ってくれたのだが、温かくてとても美味しかった。
こんなレシピをどこで覚えたんだろう。
野菜をコトコト煮込んだスープはとても体によい気がした。
今朝の飛行機でわたしが東京へ向かい
アメリカへ帰る前にデートをすることになって
空港へ向かう途中、目覚まし代わりの電話をかけたら
結局彼にミーティングが二本入ってしまっていて
ランチを食べるだけで精一杯の時間しか無くなっていた。
それでも時間を作るから逢おうというのだけれど、
わたしが諦めた。そのまま高台に車を止め、遠くまで無数の白波が立つ海を見ながら長電話していたら、乗るはずだった飛行機がGを逃れるように必死に高く飛び立つ姿が遠くに見えて笑った。
「恋に落ちたの?」
me「落ちそうよ。必死に耐えてる。頭も舌も回らず耐えるだけで精一杯。」
「えー、落ちちゃってるじゃない。」
me「そう?会話が楽しくて仕方ない。だめだわ、話すだけで心が濡れる感じだもの。」
「光栄だね。次のデートはゆっくり相談しよう。そのうち伺わせてもらうよ、絶対。」
と言った。弾力があって楽しい。理屈抜き。笑ってばかり。

DREAMS I LOVE NY

2005年11月29日 恋愛
デートはぎっくり腰で動けなくなっちゃった、ってドタキャン。
病気は仕方ないけど、豹柄タイトが出番をなくし残念無念。
春の大リーグ観に来い、って。どうしよう。
電話で話して久々に毎度後味の良いひと。
それは、なかなか探してもいないひと。
しばらく大事にしよう、っと。
寸志の二級酒を二本買いに通りすがりの酒屋に入ったら
レジ脇に息子の大好きな下駄が無造作に並んでいた。
不思議に思って伺うと、昔々うちは下駄工場だったんです、という。いくらですか?と尋ねると、古くて値段なんてないし壊れても修理できる人もないので500円でいいですよ、と答えた。地場産業がしっかりした頃の日本製の下駄を息子にひとつ、わたしにひとつ合計千円也。

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