昨日、お昼を知らせる鐘と同時に携帯が鳴った。
『38度です。お迎えに来てください。』
ああ、やっぱり。保育園の担任からだった。
朝起きると、
son『おかあさん、ズル休みしようよ。行きたくない。』と、ベッドの中で珍しく息子が愚図った。
me『う〜ん、今日はね、仕事があるのよ。』
son『どうしても、行きたくない。お昼寝の前に、遊べないのも不満なんだよ。この間今度ズル休みしようか?って言ったの、僕は覚えているんだからぁぁぁ、、、ぁー!』
終いに泣き出した。あらあら、ずいぶん激しい。何だかおかしい。そのときは熱がなかった。珍しいな、彼の精神衛生上休ませようか、と迷いながら送り出していた。
そう、体調が悪かったの。
急遽、お休みを出し大雨の中お迎えに走ると、
保育園の玄関でニコニコ笑う彼が座って待っていて拍子抜けした。
農家に頼んでいたカブトムシが『採れましたよ。』と、電話も入ったので
その足で一緒にもらいに伺った。
お願いが叶うまで時間がかかったこともあり、息子の喜び様といったら凄い。
さて、それはさておき。
わたしは幼児期に、ずいぶん自由に休んだ。
母は怒ったが、祖父母がどんな小さな気持ちも聞いてくれたし
聞いてもらえるから、自分の気持ちをすぐ言葉にして訴え、
それが子供の感じる気持ちで多少曲がっていることでも、咎められなかった。
話せることが大事で、それは聞いてくれる可能性があること。
特に、判断力が備っていない高校生ぐらい迄は、そうだと思う。
小さな子供だって、はなから無理な人、何ら可能性のない人には話さない。
大きくなるにつれ、感情露わにストレートに反応する両親には、
本当に話したいことを隠し、話す内容をきっちり選ぶようになる。
わたしは周りに話せる人や庇ってくれる大人が数人いたおかげで、
精神的に健康に暮らして来た。
最近、家族で傷つけ合う事件を筆頭に殺傷事件が多い。
人間の心の温度計は見えないけれど、まずは一緒に暮らす家族の手の中にある。
それは普段の関係がなければ、跡形もなく消えてしまうもの。
だから、あまり真っ向からストレート過ぎてはいけない。
ストッパーが現れなければ、どんどん、どんどん外に求めるようになる。
それがダメなら自室に閉じ篭って、自分で解消しようと抱き込み続ける。
ゲームは気を紛らわせてくれても、子供の相談には乗ってはくれない。
親も子もひどい悲鳴を聞く前に、
素直に本当の気持ちを打ち明けれる人、時に甘えられる関係や時間を持てれば、と
昨日カブトムシを乗せた帰り道、雨を拭く車のワイパーの動きを追いながら、
息子と交わした今朝のやり取りを思い起こした。
『38度です。お迎えに来てください。』
ああ、やっぱり。保育園の担任からだった。
朝起きると、
son『おかあさん、ズル休みしようよ。行きたくない。』と、ベッドの中で珍しく息子が愚図った。
me『う〜ん、今日はね、仕事があるのよ。』
son『どうしても、行きたくない。お昼寝の前に、遊べないのも不満なんだよ。この間今度ズル休みしようか?って言ったの、僕は覚えているんだからぁぁぁ、、、ぁー!』
終いに泣き出した。あらあら、ずいぶん激しい。何だかおかしい。そのときは熱がなかった。珍しいな、彼の精神衛生上休ませようか、と迷いながら送り出していた。
そう、体調が悪かったの。
急遽、お休みを出し大雨の中お迎えに走ると、
保育園の玄関でニコニコ笑う彼が座って待っていて拍子抜けした。
農家に頼んでいたカブトムシが『採れましたよ。』と、電話も入ったので
その足で一緒にもらいに伺った。
お願いが叶うまで時間がかかったこともあり、息子の喜び様といったら凄い。
さて、それはさておき。
わたしは幼児期に、ずいぶん自由に休んだ。
母は怒ったが、祖父母がどんな小さな気持ちも聞いてくれたし
聞いてもらえるから、自分の気持ちをすぐ言葉にして訴え、
それが子供の感じる気持ちで多少曲がっていることでも、咎められなかった。
話せることが大事で、それは聞いてくれる可能性があること。
特に、判断力が備っていない高校生ぐらい迄は、そうだと思う。
小さな子供だって、はなから無理な人、何ら可能性のない人には話さない。
大きくなるにつれ、感情露わにストレートに反応する両親には、
本当に話したいことを隠し、話す内容をきっちり選ぶようになる。
わたしは周りに話せる人や庇ってくれる大人が数人いたおかげで、
精神的に健康に暮らして来た。
最近、家族で傷つけ合う事件を筆頭に殺傷事件が多い。
人間の心の温度計は見えないけれど、まずは一緒に暮らす家族の手の中にある。
それは普段の関係がなければ、跡形もなく消えてしまうもの。
だから、あまり真っ向からストレート過ぎてはいけない。
ストッパーが現れなければ、どんどん、どんどん外に求めるようになる。
それがダメなら自室に閉じ篭って、自分で解消しようと抱き込み続ける。
ゲームは気を紛らわせてくれても、子供の相談には乗ってはくれない。
親も子もひどい悲鳴を聞く前に、
素直に本当の気持ちを打ち明けれる人、時に甘えられる関係や時間を持てれば、と
昨日カブトムシを乗せた帰り道、雨を拭く車のワイパーの動きを追いながら、
息子と交わした今朝のやり取りを思い起こした。
今朝の朝刊。
北朝鮮国家ぐるみの組織関与、覚せい剤を大量に密輸。
日本に大きな需要があって、
覚せい剤を捌いて、お金を山ほど儲ける。
そういう実体があるからだろう、と思いながら読んだ。
知らない世界だけれど、本質は日本の需要が問題だと思う。
昔々、学生で東京に住んでいたとき
バイト先の居酒屋に
中流を気取る男女のサーファーグループが、常連で朝まで飲みに来ていた。
実際、東電の顔になっている父親、画廊経営、売れている寿司屋の息子もいて
何人かは本当にお金に苦労のない様子で、後は普通の家庭の息子や娘に見えた。
「明日は朝焼けの九十九里浜、一緒に行かない?」
「今夜は、出発まで誰々の家に集まるんだけど来ない?」などと
その中の何人かが背の高いわたしを気に入り、事ある毎に誘って来た。
実際は、空気が合わなくて仲良くなることはなかったけれど
その誘い言葉の中に一度、
「実はね、今夜は魅力的なマリファナを吸うんだ。」と、
一番知的に見える男の子が興奮を隠せない様子で囁いたことがあった。
明るい王道を好む性質から心が動かなかったけど
好奇心からか、こんなに沢山の年頃の男女が誘い合って
キャーキャーお酒の後にマリファナパーティーか。
誰彼構わず犬猫のようになってキスやセックスをしちゃうの?みんな?と
サーファーもどきの飢えを満たす軟派なスタイルに驚いたものだった。
あの子達も、今は落ち着いて暮らしているだろうはず。
コントロールできなかった過去の自分を抱く人の方が、
子供を理解する親になっているかもしれない。
過去はどうであれ、長く生きる以上、経験を生かすことがとても大事で。
北朝鮮国家ぐるみの組織関与、覚せい剤を大量に密輸。
日本に大きな需要があって、
覚せい剤を捌いて、お金を山ほど儲ける。
そういう実体があるからだろう、と思いながら読んだ。
知らない世界だけれど、本質は日本の需要が問題だと思う。
昔々、学生で東京に住んでいたとき
バイト先の居酒屋に
中流を気取る男女のサーファーグループが、常連で朝まで飲みに来ていた。
実際、東電の顔になっている父親、画廊経営、売れている寿司屋の息子もいて
何人かは本当にお金に苦労のない様子で、後は普通の家庭の息子や娘に見えた。
「明日は朝焼けの九十九里浜、一緒に行かない?」
「今夜は、出発まで誰々の家に集まるんだけど来ない?」などと
その中の何人かが背の高いわたしを気に入り、事ある毎に誘って来た。
実際は、空気が合わなくて仲良くなることはなかったけれど
その誘い言葉の中に一度、
「実はね、今夜は魅力的なマリファナを吸うんだ。」と、
一番知的に見える男の子が興奮を隠せない様子で囁いたことがあった。
明るい王道を好む性質から心が動かなかったけど
好奇心からか、こんなに沢山の年頃の男女が誘い合って
キャーキャーお酒の後にマリファナパーティーか。
誰彼構わず犬猫のようになってキスやセックスをしちゃうの?みんな?と
サーファーもどきの飢えを満たす軟派なスタイルに驚いたものだった。
あの子達も、今は落ち着いて暮らしているだろうはず。
コントロールできなかった過去の自分を抱く人の方が、
子供を理解する親になっているかもしれない。
過去はどうであれ、長く生きる以上、経験を生かすことがとても大事で。
チェチーリア・バルトリ
2006年6月29日 生きるために
「喉はね、人の身体の中でもっとも魂に近いところなの。」だって、読売新聞のインタビューに答えた彼女。
なるへそ。
もっとも生命力を感じるのは心臓ではなくてエネルギー変換をする「腸」かな、私が考えた場合。
この頃、走るとお腹と腰が痛んで嫌な感じ。
なるへそ。
もっとも生命力を感じるのは心臓ではなくてエネルギー変換をする「腸」かな、私が考えた場合。
この頃、走るとお腹と腰が痛んで嫌な感じ。
I Care Because You Do
2006年5月13日 生きるために
気性が荒い、生活が粗いひとを見ると=血が荒れる、血縁を荒らすように見える。うちは先祖代々の家業や商売、財産からはもはや離れた家だけれど、息の長い大きな家族になるかならないかはDNAだけでなく、ひとりひとりの気質が大いに影響するものだなぁ、とつくづく感じることがある。
どちらかというとトップダウン気味に書かれた本で、戦略立案がメインな感じ。現場のボトム強化や会社の有益性を問う本からすると、こちらは中間クラスが行う”立案を通すため”に近い印象。200円安い通勤大学MBAのほうがポイントがしっくり。しかし、こんなものばかり読んでいると自分の甘さが身に沁みる。それでも昨年は全力でベストを尽くし、精一杯一生懸命やっていた気なんだから呆れる。生きるにはコツがある。方程式がある。ルールがある。
小さい子供の「たんぱく質」のために、肉、魚を毎日必ず食べていたが、週に何度かということで減らそう、と先週から時々抜いている。その代わり大豆製品にしたり。時季も良くなったので野菜の品目を広げたい。身体の細胞も待ち焦がれる、強く欲する、という自然(スロウ)な流れが大事なんだって。
フル回転で当たって来る「出会い」に自分の能力が間に合わない。38歳。今の今までの時間の使い方。もっと知恵と知識を積んでおくべきだったかな、と思う。でも、それは道筋がついて後からわかったことが多い。若いときには、自分が持つ特性(人に喜ばれる顔)さえわからない。自分の時間とお金と能力を、どう投資したら、この先歩く人生のいいバネになって来るか、なんて考えてもわからなかった。というわけで、早いうちから社会性がつくように足を突っ込んでおく面が必要なのかもしれない。ここまでが学生、ここからが社会人というのではなく。
思考が薄っぺらだったり、目先のことだけで動くことが常だと安定しない。仕事ばかりでなく恋愛というか、いずれにしても人と人が関わりあってやることなので、いつまでも子供のまま大人になって立ち往生しているのでは大事なものが守れない。予見のもとに修練がないと、人間関係全般がそうなりがちだと思う。どちらかというと、個人的には動じることが少ないけれど、カップル、家族、組織として揺れが大きいのは大問題なので。
ある程度の年齢や生活条件を長年経て、性格が極端に傾倒している場合、追い詰められると自虐的になったり、自分を見失ったりする人がいる。この目の前で、ふたつの人生が断崖絶壁から転落していった。自分のためのブレーキもアクセルも失ったヒトと交差すると、決して悪いヒトではなくても、核爆発並みに危険な因子を孕んでいて、過ぎ去ってみると散々たる無残な現実を、健康な関係者にまで罪深く遺して行く。そのメーターのイカレタ、彼ら彼女らにとって条件が最悪のまま、その下に長く置かれる場合、生活がどう転じるか見ようと思えば先が見えるのだから、駒を読んで冷静に決断すべきだった、と心が痛む。肝に銘じよう。たとえば、接木をするとか挿し木をするとか移植するとか連作しないとか。人にだって相性が大いにあるのだから、手立てを尽くすか、最善尽くしても無理なのか、適切な判断が必要。人を見るべし、自分を見るべし。状況を捉えて行く先を読むべし。
もう少し、母の性格を見抜いて付き合うべきだった。いまだに自分の最後の看護が、あれでよかったのか疑問。母は死を恐れて眠るのを怖がった。テレビを一晩中つけていたがった。夜と暗闇を恐れた。まったく寝ようとしなかった。わたしは幾晩も一緒に起きているわけにいかなかった。目に見えて衰える母に眠るよう、テレビを消して休むよう、正攻法で正当な話をしていた。末期癌の末期のターミナルに置かれて、あれで良かったはずがない。
これだけ公私共にパソコン、インターネットに時間を使っていると、勉強したり本を読むまとまった時間がなかなか取れない。パソコンから離れる、電源を落とす、パソコンを置かない部屋を使う、心身の洗濯にパソコンを遮断して体験型小旅行を上手く入れるなど。確かにキーワードとして「自己管理能力」という言葉が身に沁みて、心に浮かぶ。まぁ、子供たちの未来にもつながって来る話。
KYOTO JAZZ MASSIVE
2006年4月2日 生きるために
今週も先週末に引き続き朝七時から仕事だったが、先週同様、新しい出会いに恵まれた。こうなると今年は出会いに恵まれる、という予感すら走る。自分の全体を見つめ直してスキルアップ、有益な時間を更に濃縮したい。一期一会は毎朝毎晩の思いで「今日も一日よろしく自分!」という風に起きて、カラダを操る意識が日々老いる肉を眺めるようになって有体分離気味。夜は一片の葉。「一葉」の思い。静かに目を瞑って無心。ひとり立ち尽くす自分がいる。この頃、夢の中でも行ったことのないようなおかしな場所にいる。透明感もある。ひょっとして、翌朝起きて息子に会うまで時々死んでいるのかもしれない。