タイにいる妹たち家族が無事だった。
ハラハラしたが、向こうから連絡があった。
いまだ、こちらからは電話がつながらない。
義弟の同僚家族が行方不明、ニュースに流れた。

クリスマスイヴに会った従兄弟は自衛隊員で、
彼は先日イラク行きを断った。
自分の意思と責任で行きます、と誓約書を書かされるらしい。
心からそう思って行く者は極僅か、腰に弾粒を巻きつけても憲法上、
誰一人として正当防衛でも撃てないよ、と言った。武装は、気休めなのだ、と。
給水班と称して、何億円もかけて「水」を持ち込んでいるが、
現地で大きなペットボトルが現金10円か20円で買えて、
わざわざ日本から給水班が行くことで、
どぶに大事なお金を捨てるような大きな無駄だ、とも話していた。
アジアに大きな地震が続く。戦争が続く。天災の痛みは選べなくても、
小さな命をも奪う、この戦争の痛みを深くしないことは選べる。
ISBN:459404333X 単行本 奥 克彦 扶桑社 2004/01/25 ¥1,300

白洲次郎

2004年12月19日 生きるために
カッコイイよね。
カッコワルイのも、ダイスキだな。
堂々とした無骨なラインは、味があっていいんだから。
ISBN:4582633641 単行本(ソフトカバー) 三宅 一生 平凡社 1999/08 ¥1,600

本質…

2004年12月7日 生きるために
写真を撮るのも、ピアノを弾くのも
突き詰めれば、同じ顔になる。
野菜を売るのも、
アフリカで狩りをするのも同じこと。

わたしは彼が、
パークハイアットのスウィートに泊まれることをプンプン鼻にかけるより、
大学時代に苦学せざる得なくなって、アーケード街で桃を売ったり
食べ慣れたとんかつ屋で空腹を満たし、
おばちゃんに励まされて仕事に励んでいた時代の話しが
とっても大好きなんだけど、、、。
どんなに力を帯びても、それを葬らないひとでいて欲しい。
とうとう、核心に触れた。
「考えてみる。」って、
苦しそうだったけど
お互いの幸せを考えたら
こうなって、当たり前。恐れるなかれ。

あれは、自分で自分を何者と決め込んでBやらC級に振舞っている。
結果良カラ〜ン!と嘆いている。
無自覚な意識って、紙一重でも正確に働く。我を導く。

自分を下げる人は、相手のことも必ず下げるから
プライベートなら傍にいたくないもの。
長い人間関係を結ぶ気にならない。

捨てれるものは、捨てたい。残す幸せは、数少なくていい。
誰だって何でも、
狙いが定まったからといって
急にできるわけじゃない。

青い鳥を見つけることが、
わたしやあなたのスタートではない。

はじまりと終わり、なんてない。いつだって一瞬一瞬が、自分のはじまりだから。

今は波に乗っている、という手応えが感じられなくても、わかり易い相手が見えなくても
やれることが、この手にたくさんある。その手を待っている。
条件を読めば、何だってできる。どんな風にも、歩ける。
刻一刻、もう、ずっと始まっている。

わたしの肩に、青い鳥が乗っている。
この手は強く、林檎を握り過ぎて、、、。

そう、歩き続けるあなたの肩にも青い鳥が。もう、ずっと前からそこにいるのに。

ただ、わたしたちは気がつけないだけで。

Cube Puzzle

2004年11月24日 生きるために
物事は、キューブのように多面に亘る。

ひとつのことでも、天と地がある。
右と左で、光の当たり方も違うのだ。
一方から平面的に捉えては、いけない。

これだけの人間が生きていれば、真実は、ひとつになるわけがない。
 
考え方には、コツがある。
話し方、運び方全てが変わって来る。

また、点で見るよりラインを見ること。
線でキューブをつなぐこと。
接点を知ること。
人に利用されることがある。

他人が物事を成し遂げるために
場面場面で何人が、
わたしを使いたがる。

わかっていても、拒まない。
腹も立たない。仕方がない。

それでコトが足りるなら、コト無きを得るなら大いに結構、
喜んで、ご利用いただきたい。

人間社会は、決して1+1=2などと量れない。
1+1=2などと、人は愛せないもの。働けないもの。

ISBN:4860909682 − トライエックス 2003/04/01 ¥1,113
生きていれば、
まず、人間関係は避けられない。
そして、色々ある。
自分の意思に関わらず、何かが起こる。
だが、自分で選べることも多くある。
日々の喜びが、そこに集約される瞬間は多い。
また、悲しみも、、、。

カップルでいようが、シングルだろうが、自分が自分らしく生きることがいい。
選べる場合のプライベートな人間関係なら、『縁』のある相性のイイひとがいい。
それは、たくさん笑えるか、話しが尽きない相手だ。考えず、大事にすべし。

感に触る不穏が走るときは、やめたほうがいい。
そう、勝手な誤解が多く、気を遣う相手だ。

自分にとって『縁起の良くない』相手も、いろいろある。
タイミングの悪い相手は、ボタンをしっかり掛け違えてくれる。
想像もできない、嵐を巻き起こし始める。

できれば、すぐ逃げよう。無理なら、1メートル離れるべし。
綾取りが玉結びになる前に。労力と時間がもったいない。

いつも、心から自分をはじめ多くの幸せを求めていたい。
そういう気持ちが、五感をフル回転させる。
チャンスを逃さない、またはキッチリ逃げる瞬発力を生む。

まだ、ふたりでいる温かさや楽しさに未練がある。
老いていく時の長さを思えば、自分に馴染む相手と長く暮らせたらいい、と思う。

だが、もう、無理な選択はしない。
二度としない、と決めたから。

ISBN:4860909836 − トライエックス 2003/04/01 ¥1,113
やっぱり、基本は
自分を肯定的に考えることだよ。
だから、
他人がどう考えて、否定しようとも
そんなものには乗れないってこと。

何所かネガティブだから、
感情が剥き出しになって、大きく傷ついてしまう。
天真爛漫なのは可愛いけれど、
矢がモロに当たるから痛々しくもあるよ、ね。

だって、「幸せだ。」って思えたら誰だって、とてもいいわけだし
「あなたってホント、幸せよねぇ〜。」なんて、他人が言おうと、
「そんなことないんだって、、、。」って、場合もいっぱいあって
何も、他人の考えに自分の価値を並べることはないよ。
それは、無責任なひとつの依存症とも言えなくもない。
一度きりの毎日なんだから、自分で自分を正しく評価しておくべし!
もっと大切にすべし!

そこに必要なのはココロの底から「わたしは満足だし!」っていう、毅然とした気持ち。

あなたが幸せかどうか。
それを正確に知っているのは、この星にひとりしかいないんだから。

ISBN:4797327820 単行本 金柿秀幸 ソフトバンクパブリッシング 2004/09/30 ¥1,680
勉強や仕事に向かっても
長く一貫した心的態度がなければ
ただの知識や実績という
喉越しの良いジュースを味わうばかりで
必ず役立つ、具体的な血や肉となる気がしない。

如何に技術的に優れ、高い能力があっても、
人間性がダメなら、ダメだ。
河岸に立つばかり、土台の揺るがない橋を築けない。
良いナイフを持っても、「何を選んでどう切って分けるか。」だ。

人生の長いスパンを地球の一年に喩えれば
公転レベルで魂、精神(soul,spirit)だの、と考えている。
そこには加齢、老いという避けられないDNAの流れが目の前にあって、
病名があってもなくても、体力や体調は変化するのが当たり前、バランスは崩れる。
怖いもの知らずだった細胞分裂の絶好調の果てからすれば
今は、それを「受け入れる」ように考えるのが懸命だ。

病は気から、というように
自転レベルで変化に富む日常をこなす、ココロ(heart,mind)の問題がある。

わたしをはじめ、感じにくい人はいても
鶏でさえ、のびのびとした環境に暮らせば硬い卵を産むのだから
悩ましいココロを抱える人間であれば、ストレスはゼロ!などという人は、
まず、考えられない。

日本の歴史、文化や美徳、社会のシステムを見れば、
人にかかるストレスは高くて当たり前。
十人十色とぬかした人も、肝心な時に同じ色じゃないと叩き出すから、
この船は、短い航海でも右に左に人人人の重心がかかって大きく揺れる、
危ない国民の資質もある。

のびのびと自分らしく生きたい。申し訳ないが、もう変えれない。止まれない。

「無心」は大好きだけど、「謙虚」「根性」の二文字を探しても
子供の頃から、この胸の辞書にない。

このネットの橋で擦れ違う、きみの名は知らない。

わたしは思うように気持ち良く生きようぜ、と囁くだけ、、、。

ISBN:4048836005 単行本 高橋 健司 角川書店 1999/12 ¥2,625
今年六月に胃がんで亡くなった女性が
執拗に夢に立って、目を疑った。

尋常じゃない赤い顔は、
思い詰めて怒っているようにも見え
無表情にも見えた。
短くしていた髪は黒く長く肩まで伸び、
ゆらゆらと揺れていた。
彼女は目で、わたしを呼んだ。

そして、腹部の激痛で目が覚めた。午前四時だった。
朝食後、正露丸を飲んだら九時に痛みが治まった。

たまに、自分の死をイメージすると元に戻るとか、
土になるとか、「開放される」ようなイメージがあって

「紙」が足りなくて
夢を遣り残すことは多少残念だが、あまり怖くはない。

もともとは全てがゼロだったところに
あらゆる命が生まれ、朽ちて消える。
この命は、ペンペン草と変わらない。

たまたま両親が愛し合って
何もなかったところに、生まれたわけなので
こうやって媒体を駆使して
毎日を自分らしく楽しんで謳歌できれば、魂レベルではいい。

不老不死、老化しない人間はいない。

「この宇宙に生まれて、なぜ、どう生きるか。」という命題を受け入れるために
ここに来て、自然に痛み出す肉体と肉体を運転する霊魂を分けて考え始めた。

たとえば、バナナが傷むように肉体は痛む。
しかし、魂は毅然として奪われようもない。

ISBN:4001108984 大型本 渡辺 茂男 岩波書店 1999/10 ¥945

Mon Cheri

2004年10月24日 生きるために
生きるとは、きっと
信じること。
受け入れること。
自分を許すこと。
満足すること。

愛するとは、多分
信じること。
受け入れること。
自分を許すこと。
相手を許すこと。

思いっ切り、線を深く引いてしまうのは
いつも、急に卑屈になってしまう
疑い深いあなたの心で

一瞬にして高い壁を築くのも、
不幸を生むのも、
その同じ心の中でのことだから。

ありのままで美しく
過不足は
何処にも
何もないのに

誰かに触れた途端
他人を基準に、いつも原因を相手に覗き込んで
強くて優しいあなたは
すぐさま宇宙船に乗って
火星の裏側まで、旅に出てしまう。
土星まで行ってしまったのか
なかなか帰らない。

鼻のない小象は自分を映す鏡を持たないから
他の象と比べることもなく
淡々と、歩いていく。

不安も不満もなく
可能な限り、毎日を生きて見える。

自力できちんと降りたなら
意識の井戸の奥に見えて来る。

自分を責める力は、他人を責める力。
他人を責めるのは、自分を責める同じ力から。

他人を傷つけてみても
何処かしら不快な痛みが走るのは
流れている赤い血が、自分の胸から流れ出たものだから。

あなたはあなた。
わたしはわたし。
彼女は彼女。
彼は彼。

もんじゃ焼きみたいに、混ぜこぜにして悲しまないで。

そうそう、平常心。
そうそう、そのぐらい図々しく。

笑って、のびのび行きましょう。
どうせなら、自分らしさを味わって
楽しんで生きましょう。

ISBN:4838712510 単行本 近藤 宗作 マガジンハウス 2000/12 ¥1,470
「わたし、もうダメ。」
と今朝、母が倒れた。
最後に、お母さんと抱き合ったの、
いつだっけ?と、ゆうべから考えていた。

「眠っていないからだよ。
この一ヶ月眠れていないカラダだもん、吐き気ぐらいするさ。」

腰と背中を襲う強い痛みが、母を眠らせない。
出勤間際まで背中をマッサージすること約20分、
「良くなった。」と言うので
わたしはガラガラお化粧もせず、会社に向かった。

「手当て」と言う位だから、ハンドが効く。
家族や他人の手が癌に一番いいらしいの、と母が言った。

今夜から、就寝時は40分のマッサージ。
痛みが取れて、ぐっすり眠って欲しいな。
これから毎日朝晩続けよう。

生きるとは、「信じること。」
目の前のことを「受け入れること。」
「自分を許すこと。」
自分を解放できない人は、他人を許すことなどできない。

母は、一番初めに出会ったひと。
この世で初めに、笑顔を見せてくれたひと。
赤ちゃんだったわたしを温かい手で育ててくれた、ひと。
初めに愛してくれたひと。

彼女が彼と愛し合って受け入れて生まれた
喜びの多い命だったはず。
だから、わたしは彼女の人生の曇りない喜びでいたい。

今日から母を抱き、彼女の人生に時間を分けて住む。
かけてもらった温もりを、この手で塗り返したい。

両親は、かけがえがない。
あなたたちしかいない。
 人の心って、まぁ、なんて単純。

欲しかったものを手に入れた途端、
また別のものが欲しくなってぇ。

この頃の激しいショッピングでしみじみ、
自分を反省すること、然りぃっす。

もっと、いいものよぅ
もっと、違うのよぅぅ
もっと、いっぱい必要よぅ、と
底無し沼の欲張り。

何処までも
何時までも追い駆ける、アホな物欲ハンター。

お父さんも連日
食べ切れないほど、魚を釣ってくる。
魚は生ものだからさぁ。

「楽しい!」っていうのは
少し気をつけなくちゃ。

自分の器量にあった程度にして
毎日気持ち良く生きたい、と
強く思うので。

セックスに限っては、
常に潔癖なマンツーマン
実は心に受け入れた、ひとりしか感じない。

しかし、若い頃は
当たり前だった優しさを
失って気がついたこともある。

ああ、お金で絶対買えないもの
うう、それはあなたの気持ちだったのね、と。

今は真剣に幸せを求め続けたので

縁がないものは絶対いらない。
自分の手に負える必要なものしか、いらない。
未練はないので決して追わない。逆立ちしない。

こんな風に、ポジティブに選ぶことが
なかなか大切なのだ、と
この頃やっと、わかったのです。

幸せ求める、小さな太陽を
心に持ち続けましょう。

いつか、春が来るんだから。
理屈抜きに惚れ込んでしまった
片思いを除いて。

日常の人間関係において
一方的な気持ちで自分だけ走るのも
身近な誰かに走られるのも
誰だって本当はつまらないだろう、と思う。

ゆうべ、娘の小さな嘘に対して
彼は猛烈に怒っていた。

怒ると黙んまりを決め込むタイプは、
一番苦手で嫌いだが

彼は語録が多い分
一度火がつくと、ポジションや表現を変えてシフトアップするから
言葉が止まらなくなって激しい。

今いない他人へ
汚い言葉をボンボン吐く方もそう思うが、
見ていて大変痛々しい。

「その嘘に大きな意味はないでしょ。何かをしたかっただけ。
まぁ、初めに彼女の理由を聞いてからね。愛しているわよ。」
と、眠った。

こと「怒り」とは、生活に関わる身近な相手に絡む問題が多い。
だから、自分だけのモノでないとも言える。
自分本位に怒りの波を大きくして感情に溺れたら
その人間関係の未来に、意味のある太い釘を打ち込めない。
ただ、ただ溺れるのでは、もったいない。

自分のポジションは自由に決めれるのだから、
相手のスペースぐらい、認めたところに立つようにしたい。

おぬし日本人らしからぬヤツじゃ、と
外国人に面白がられるわたしは、それはそれ。あれはあれ。
感情の短い、ノンストレスに近い関係が多い。
強いて美点を挙げれば、レシーブと割り切りの良さだろうか。
何をどう話しても、関係に響きにくい。

器用と言えば、器用なので
これからは、怒りという感情は見据えて
もっと、お互いに活かせるよう
有効な釘に変えて打っちゃうわよぅ、と
稀有な存在を目指そう。かな。
買い物から戻ったら
アメリカから小包が届いていた。

中を開けて見ると
息子のおもちゃ、洋服と靴下、絵本、お菓子
グランドキャニオンの写真集
手紙と家族写真
わたしが二年前に忘れた
           J・PRESSの赤いニットが入っていた。

それから、もうひとつ。
ジョージ・ブッシュが印刷された偽札が一枚。

その写真の下には
「インターナショナル・テロリスト」
裏表のあっちこっちに「9−11」の日付と
「戦争はテロリズム」「仕組まれた9月11日」などと
アメリカ政権の不正を非難する言葉が
いっぱい印刷されている。

送ってくれた友人は33歳の女性。
「これ、面白いよ。ブッシュは初めから信用できなかった。
もう、たくさん。KERRYに当選して欲しいよ。」
というメモの中に、偽札を包んだ。

彼女はシングルで子供を産んだ。
子供が一歳半の9月に
音楽教師になる、と決心して
一度卒業した大学に入学し直した。
そして、今のフィアンセに出会い
この秋に三年生になった。

見ていると、いつも感情と行動が一致している。
感じるまま思うまま、真っ直ぐに生きていく。
その分、疲れを感じる日はフラストレーションが非常に高い、と思うが
この辺りの日本人に比べたら遥かにタフ、スタミナがある。
スケジュールした通りに、やり遂げる。

優しくてパワフル
たまーのたまに、心の傷が痛んで涙が止まらない晩があったりして

実は、この親友のアメリカ人の彼女。わたしの彼と酷似している。

貧乏でもない、インテリなフランス人なのに
アメリカ大っ嫌いぃぃぃー!!と、途端に熱くなって
ギャアギャア毛を逆立て、噛み付き出すから
とても伝えられないのだけれど。

国籍はどうあれ、
まず、ひとりの人間として見てね、と言いたい。

あなたも、いろいろあった結果そうなったのだろうけど
アメリカに住む人々にだって色々な事情や思いが、あるんだから。

今は90歳を越える、彼女の義父はドイツ人のDr、軍医だった。
「ヒトラーの恐ろしさに、全て投げ出して逃げたんだ。
怖いから、ずっとアメリカに隠れていたんだよ。」と
小さな声でニンマリ、片目でウィンクしながら
わたしに言った。
まだ、確認したことはないが

宇宙の中にいて
そこに浮かんで回転する星の島国に
わたしは立っている。

ひとつの星だが、人が生まれ
やがて大陸ごとに、争いも多く
血がたくさん流れて
線を引いたり消したり、
国々が細かく分かれている。

ずいぶん偉そうにしている者もいる。
それぞれ
いろいろな種類の生活が強いられて
見た目は少々違うが、

2、3回の食事と
適量の睡眠が毎日必要で
太陽がなければ生きていられない
人間という、同じか弱い動物である。

たまたま紙幣がないと暮らせない国に生まれたので
紙を何枚か、いただくために
日中はやりたいことを我慢して
椅子に座っている。
ありのままで許され
まぁまぁ喜ばれているから
これも幸せな時間かもしれない。

プライベートは自由だし、
毎日安心して生活している。
台風は来るけど今のところ
大きな爆弾は落ちてこない。

人生が残すところ、半分になって
いつ死ぬか、わからないから
無性に時間が、もったいない。

とにかく夢を叶えて、死にたい。

多くの紙を集めなくては、いけない。

この星にある、紙の数は大体決まっているのだ。
たくさん集めて使っても、
全てがいつか無駄になるようでは、困る。

目を開いて
正しそうな道を見極めて挑む必要がある。
多くの人にとって
長く意味のある投資をしなければ、いけない。

なーんて意気込んでも、言ってみても結局のところ。

自分が生まれて
持ち続けた「魂」を形にして
残したいだけなんだけど、ね。
 上海に住む友人が北京にいて話しかけてきた。
「助けてください。人生で悩んでいます。」と、言う。
「何ですか。」日本メーカーの展示会に出ていた。

 出会いは、11年前の夏だった。
彼は、うちにホームステイした学生だった。
ただの小麦粉と棒を使い
あっと言う間に、ぷくぷくとした可愛い餃子を
次から次へと魔法のように手からニョロニョロ出して
フツフツとお湯が沸く、大きな鍋の中へ放り込むと
それらは、お祭りのように
如何にも気持ち良さ気に踊り出すのだった。

小ぶりで、とっても美味しい水餃子だった。

 ご両親は二人とも中国の大学の先生、姉がひとりいて
麻雀が家族の団欒ゲームなのだ、と教えてくれた。
根は真面目だが、話すと暢気なクラゲボンボン風。
そんな彼を通して、わたしは初めて中国に触れた。

「一体なにが、どうしたの?」
「会社を創るのですが、混乱して何から始めたらいいか、
わからない。」などと言う。なんでよ。

「正確に実情を把握する。順番を整理する。
でも、冷静になれないなんて可笑しい。
頭が回らないなんて、やめなさい。振り回されるわよ。

だって、たとえばの話をして。
あなたが長い旅行に大勢の人と出ることになった。
地図を確認しない、手持ちのお金を数えない、天気予報を見ない、
みんなの体力も測らない、なんて責任がない。
自分をはじめ
なるべく多くの人間にとって
一度きりの時間、本当に良い旅行にするなら、
多くのやるべきことがある。
それが見えないまま出発しようとするのは、時期早々というもの。
悪い会社を、無駄に創って傷つく必要なし。
時間が、もったいない。暫し、待つべし。」

もう、いぃーかぃ。
まぁ、だぁだよぉ。
みなさまも叫びたいとおり。
 夢を叶えたい。
夢に向かう道に転じたい。

少しでも近づきたい。
時間が欲しい。
お金も必要になる。

間違いたくない。
失敗はいらない。

まず、順番を整理してみよう。
社会人になって13年。

いろいろな年代のたくさんの人間と関わる仕事をしていると

「感情に支配されて行動を決めていく」ひとを見つめる機会も多い。

リーダーシップを取る側になってみると

心理学などは中学生でとか、もっと早く学び始めていい、と思う。

日々、人間と関わるお仕事をする方なら

このパフォーマンス学は人生の限られた時間を有意にできる。

わたしは二回、読んでみたよ。

なかなか身につかないけど。

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