男たちは自然と自分を曝け出した。
プライドも悩みも男のメンツも、
立っている正確な足場と優しさと自信を混ぜた
複雑な顔を。隠さず、正直に打ち明けていった。
どうなんだろう？
東京にいて出逢う女の子たちは不安定で
気を許せば助けや支えを必要として、しがみ付くから
自分の抱くイロイロは滅多に預けられないでいるのかしら。
わたしは堂々とし過ぎていると思うけど、だとすれば「安定」は魅力のひとつ。
こんな世の中、一貫して精神が安定した「受け」上手で弾力のある女性ならは
かなり価値があるのかも、ね〜。

マコ監督が耐えて必死に頑張っているため
しばらくの間、黙って応援することに決めた。
くそ男らしい。長く深い苦悩が目元に漂っていた、、。

NY社長はジムで痩せ過ぎて、この前より小さく見えた。
お喋りは話が早くてゴクンゴクンと飲み込みが良く
いつもの通り楽しかった。気が合うので仕方ない。
でも、お金があり過ぎるとお金で片付けるので
人間、大事な場面で力を磨くことを怠る傾向あり。過ちを繰り返す。
正直に言うと伝わって反応が良過ぎるので、その場で言えず帰宅してすぐメール。
うかうかしていつまでわからないなら、サヨナラも厭わない気持ちなって
チラチラと目の裏にリアルな重さで浮かび、かみ締めてみる。もう、わかってよ。
生きる選択をすることは表裏一体で別れを含む厳しいことがあるし、
小さな好みや選択の違いが、別れにつながる場合もあると思う。
彼の人生の暗さ資質が大好きだけど、考えないでお金を投げて人間として
反省しない、って明暗を分ける部分だし、大事なことで必要な言葉が伝わらない。
いつまでも、そんな調子だと出逢いを持て余してしまう。一緒に進んでいけない。

26百万円のベンツ、なんであんなに淋しさが漂うんだろう？
革シートの匂い。硬い空間。お金の鎧に包まれても居心地にフィット感が無く。
せっかく来たんだから無事に帰って、と助手席のドアを開け荷物を持ってくれた
優しい動作と言葉でようやく身も心も和らいだけど。
まぁ、外国が長く今も頻繁でジェントルは身についている人なのでいいとして
顔が良くお金と権威があって女に困らないから、大事な部分が磨かれていない。
一度マセラッティに乗りたいな。でも、中古でも8百万、、ま、試乗だけでも。

商社次長、襲って来そうだった。エロエロビームだから、もてないんだぞ。
相手できない。気づけ、ってば。カレーライス、焼肉、餃子みたいなわかり易い男。
でも、人徳があって線が単純で太い。幸せにしかならないような人。

息子が夏休みを半年前から計画、遠い国へ飛行機でホームステイに出たので
東京でひとりになった途端、彼らがあちこちで丁寧にもてなしてくれた。

もっとグッと女前に。
ハイアットを一緒に出るとき、また電車で別れて振り返ってくれて手を振ったとき
なんだか、わたしは女をあげたいと思いました。

彼らはニッコリ笑って喜んで、精一杯大事に扱ってくれた。
東京の街に住んで読めない明日に挑む男たちが、
ちょっぴり元気を出して立ち去って見えたのでね。

だから、わたしもがんばります。

朝、胃が痛んで目が覚めた。こんなことは珍しい。
上を向いて左を向いて胃の上部をさすり
右を向いてギリギリまで眠って珈琲を淹れてメイク。
息子が長期留守なので独身時代みたいな朝だった。

四日間、外食だらけだったからか。
むせるアスファルトの照り返しと体感20度の冷房地獄
を繰り返したからか、次に起きて朝食を抜いて
出勤しても痛まず、お昼はしっかりと食べれた。

まー、いろいろあった。
もう4日間、歩き疲れた。
渋谷東急ホテルと六本木ハイアットと
高輪プリンスホテルと東大で会食。
府中ISETAN、銀座LIONで食事。
スタバとドトールでお茶。帰る直前まで時間刻み。
でもまぁ、予定通りの買い物がぜーんぶできたし
約束の時間には一度も遅れなかったし
会いたい人にはぜーんぶ楽しく会って
わたしに会う時間がなったのに粘りに粘られてしまい
最寄までお越しくださったため30分だけ会ったりで
とにかく時間と情報で脳濃密高密度で、疲れた。
今宵は寝るでやんす。