Chrysanthemum

2005年11月20日
家を片付けていると
孤独の中で綴られ続けた母の夥しい量のメモが出て来る。
モルヒネであやふやになる意識を繋ぎ止めておくために
矢継ぎ早に聴こえるテレビの言葉を書いたもの、
中には来年以降未来の年齢にある孫にプレゼントしたいものが
書いてあったりするが、どれもこれも暢気なものではなく、
わたしには悲痛な悲鳴を叫び続けた母の淋しい魂の塊に見えて、とても切ない。

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