父の詫び状
2005年8月4日
母が午前四時に電話をかけ、父を病室に呼んだ。
仕事があるから父は寝不足でいけない、と言うのに
どうしても今日会いたい、と言うのだった。
午前二時で眠ったのに、わたしも五時で起こされた。
母にとっての「今日」は、本当にかけがえのない今日だ。
看護師がターミナルと呼ぶ状態にある母のケアについて、
お互いの考えを薄明かりの部屋で、いろいろ話した。
この頃、父の口走る話がまとまらない。
わたしたちは彼女が守り育てた家族だから
やるべきことはまっすぐひとつだろうに。
仕事があるから父は寝不足でいけない、と言うのに
どうしても今日会いたい、と言うのだった。
午前二時で眠ったのに、わたしも五時で起こされた。
母にとっての「今日」は、本当にかけがえのない今日だ。
看護師がターミナルと呼ぶ状態にある母のケアについて、
お互いの考えを薄明かりの部屋で、いろいろ話した。
この頃、父の口走る話がまとまらない。
わたしたちは彼女が守り育てた家族だから
やるべきことはまっすぐひとつだろうに。
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