「最近、仕事はどうなの？」と尋ねると
「今も転々として落ち着かない。」と
悪びれたところなく、素直な声で答えた。
直後、丘に続く急な道を登ると
小屋があって眩しいくらい真っ白な牛に出くわした。
一瞬、馬だと思ったら牛だった。
後ろの部屋にも輝くばかりに真っ白いのがいて
わたしに向かってスックスック歩き出したので
仕方なく道を下った。
牛は太陽神や月の女神の持ち物だとされる
神聖な動物、豊穣のシンボルです。
白い牛は幸運中の幸運を暗示します。
家畜の牛は、恋人のいる人なら結婚を暗示。
のんびり草原で草を食べている牛は幸運の印で
仕事運が急上昇するかも。
獰猛そうな雄牛が出てきたら恋愛面で強敵が出現しそう。
雌牛に追いかけられる夢は計画がオジャンになりそう。
乳しぼりをしている夢なら、近々懐が温かくなります。
そうう、幸運中の幸運に結婚？
パートナーになっても国際結婚は面倒なので
籍は入れないかもしれない、と初めての電話と初めて会った日と
今回のお彼岸の連休に聞いた。
こんな田舎で赤ちゃんが生まれたら日本は閉鎖的で大変。
でも、あなたをもっと深く愛していくなら
育て合う、愛し合う関係があることが第一に大切で、
結婚制度は二の次よ、と最後は答えた。
わたしにとって優先されるのは
愛情関係で、一緒に生きるのかどうか。
赤ん坊を授かってしまったら退職して
東京または国外で生むしかないな。
いずれわたしは老いるし、消えてしまう。
自分の血が流れる子をこの世に残したい。
彼はいい男だし入籍するとかしないとか、は二の次。
ここいらの世間からして結婚せず
青い眼、ブロンドの赤ちゃんを生んで育てるのは
周りが相当きつい。ストレスが高過ぎて不幸だと思う。
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