UK

2009年3月8日 恋愛
あした英国に帰国するから
あとで電話する、と国内出張からの帰り
羽田からオフィスに入ったばかりで
メールをくれたようだった。

待てないぐらい眠くなってしまい、12時に二度コール。
留守番。次は終電を降りて地下道を歩いているらしく、電波が切れ切れ。

かけ直してもらい他愛も無い会話を交わして切った。
ふたたび15分後に電話が鳴ったとき、わたしはもう眠っていた。

「ごめんね、眠っていたの、、無事に帰って。」
「ああ、そうだと思った、眠っていると。長く休めないから、すぐ帰る。」
「講演の準備が万全にできたら、誕生日に行くと思う。」
「え、僕の?」
「そうよ。」
「そうか、忘れていた!ええっと、二週間後か~。」

嬉しそうな声を出したので、
必ず行けるようにしなくちゃな、と思った。

三度のデート直後、別れた日の晩に入る彼のメールは
「ありがとう。あれもこれもとても良くて、ずっと楽しかった。」
と、評判良く毎回、書いてある。

わたしも一緒にいて居心地が良くて
いちいち空気が下がることがなく
第一に和やかな笑いが絶えない彼が好きだし

初めて知ることも多く、良い時間をくれる意味で
出逢ったことのない貴重な男性だと思う。

惜しげもなく大事にしている写真、本、仕事を見せたり、
何かにつけ正直に自分の経験、思い、考えを伝えて来るし
だいたい男なりに打算、計算があるものだけど
それは見せないし、キャパの限界を感じさせない。

初めて会った時、今まで付き合った女性について
「僕のマインドまで満足させてくれる女性を、まだ知らない。」と、言った。

「男女も人間関係だから一方的な一方通行じゃ、深まらない。
ときどき、お互い力になれる関係じゃないとつまらないし。
あなたの思いを無視する相手なら、一緒に歩くパートナーに
ふさわしくないよ。警鐘が鳴った心の声は伝えて来た?」

「なかなか、伝えられなかった。」

「悩み事は1人で背負い込んでしまうタイプの気がして心配だけど、、。」

「なかなか、できなかったんだ。」

「ときどきわたしに話して頂戴ね。解決できなくても話を聞くことはできるし、
言葉にすることで時間が経って見えて来る場合もある。」


女性に大事にされたとか
女性に深く愛された感じがしないのは
ひとりで背負ってはいけない大事なことを、
黙って、長くひとりで背負い込んで来た背中が
孤独で痛んで見えるからなのかもしれない。

それは一緒にいても、一緒には生きていない時間。
あなたも、過去の彼女たちも。

もう一方通行の男女関係はやめましょう。

確かにそれだけ経済力も頭脳もあって、仕事の腕が立って
さまざまな能力があるし、立ち止まれない、
下に落ちないで生きることができる、明るい男。

でも、気がついたときに淋しくて悲しいのは良くないから
ときどき、わたしに甘えてちょんだい。

わたしと近い今は、軽くなって
二人でいることを楽しんでちょんだい。

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