手綱

2009年2月7日 恋愛
夜、彼はわたしとつながるドアの前に立つ。
どうやら、それは毎晩のようだ。
わたしは頑張っても一日置きが精一杯で
すこし心配させてしまうけど、ベッドに入って眠る。
彼は帰宅がとても遅いから、
わずかな時間、擦れ違って普通に続かない。

コミュニケーションの長さも深さも関係なく
深い意味もなく、仕事を置いて来たら
準備した飲み物を片手に
タイトに手綱を引いて
引き寄せる。

あんなに抜け目無く虐めるくせに
落ち着いてクールに広角で責めるくせに
平然と突き放すくせに

毎日毎晩つながることを求めて来て、
人間臭くて自然体で
本当に不思議な人。


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