life like water

命の丈はじめから決まっている
全ては宿命で定めのような気がする
こう言うと

「でも、可能性ってあるじゃない。」
と、55歳の友人が呟いた。

だから、可能性があるのに
それをいつもいつも潰す人もいるし
行動を起こして可能性を広げ続ける人もいる

やるひとはまもともなことをやって
なるべくしてなった
やらないひとはやらない
行為がマスターベーションみたいで
なるべくしてならない
わたしには、そう見える
起こす行動の丈が、本人にちょうど良く決まっている

「あなたのおかあさんはあなたに殺されたと思うの。」
そうね、いまでも気持ちは複雑だね
心配は病気だと思う
心配ばかり山ほどする人だったけど
子供の頃から迷惑なほど過度だった
病気になるまで引き受けるのはどうかと思う
親子の相性が悪いから別居すれば良かったけど、簡単にできない気持ちも強かった
離婚して仕事して病気して恋愛して同居していて、確かに迷惑も心配もかけた

だけど、自分の命を一番大事にして欲しかった

親は親、子供は子供、生きることはひとりひとり、ひとつひとつけじめがあると思う
シャットアウトして、引き受けちゃいけない部分が親子の中にも存在する

責められても、どうにもできない
だから、命の丈はじめから決まっている
全ては宿命で定めのような気がする
振れ返れば
いつも、そう思う