黎明のとき

2007年6月25日 恋愛
真夜中、いや朝方にメールが届いていた。
”お昼時間ある?電話する”
愛しのマコ監督からだった。
一年強ぶりの連絡で、嬉しかった。
スパイに失恋した勢いの代替で
「あなたの赤ちゃんが欲しいの。」などと
彼の立場も考えずにほざいて叱られて以来だった。

お昼休みに携帯が鳴った。
「久しぶり、最近どうなの?彼氏はいる?」
「うん、ううん、いない。そういう人はいない。」
簡単にいろいろ話しているうちにチャイムが鳴ったので
続きは、また夜ということに。

彼は充電期間から助走に入っていた。燃えている。
何かこう、ひしひしと求めている感触が残った。
孤独を携えて歩き、走り、長く戦う男が
ずっと同じ状況に向き合っていると、
一皮向けて正直になるみたい。
春先のNY社長もそうだったから。
わたしはメールと電話係、彼らの秘められた部分の請負人か。
いつまでこんな夜明けの、黎明どきの中を歩いているんだろう。

心爽やかだから、ま、いいか。

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