2007年5月6日 生きるために
完熟トマトが半額だったので
チキントマトカリーを夕食に食べた。
セロリのみじん切りがぴったんこの相性だった。

今は二枚しかないこの小花束が散るカレー皿
もう何年だろう
小学校の高学年の頃から使っている  約30年か
おかあさんが買って来た夜にニッコリとカレーを出して、
え!このお皿どうしたの?って食卓に衝撃が走って
みんな喜んで家族のお気に入りだったな

洗いながら、そう思ってまじまじと見つめた。
母は、ケーキを焼きセーターを編みワンピースを縫い
家庭を家族を夢中で照らした。
悪を裁く女検事になりたかった、ともくもくと働いた。

突然、59歳で退職して10キロ太った。
テレビばかり見て安穏としていた。
ココロもカラダも、ぜんまいが切れて動けなかった。
その後、61歳でリュウマチになって
リンパ腫で64歳で他界した。
頭がいいのに富士山ができるぐらい心配ばかりする人だった。
無謀な心配は「病気だ」と思った。

悪い娘は、おかあさん、燃え尽きちゃって何なのよ、と思う。
だって、愚娘は
家庭も、夫も、恋人も、子供を切り離しても、ああ幸せだ、と思える女でいたい。

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