マシン

2007年2月1日 生きるために
取り返しのつかない一言って、ある。
偉い人でも恋人同士でも仕事仲間でも
消そうと思っても、表現した瞬間には
もう道を大きく分けてしまっているのだから
遅かれ早かれ失う運命だったとしか
言いようが無い。

女性を子供製造マシンに喩えるなんて工場長でもやっていたのか、と思ったら
柳沢伯夫厚生労働相は71歳にもなった、ただのエリート政治家だった。
平成の反乱などと騒ぎ出しておいてカエル(自民)の子はカエル(自民)と
自ら国民の前で焼印した痛みに女々しく流した
加藤紘一のチンケな涙を彷彿とさせた。
人の目に映る自分の姿が見えない。自分で自分の程度を知らない。
陶酔していて錯覚が強い。

それにしても。
わたしの刹那で衝動的な一言で失ってしまった「彼」の方は生きているだろうか。
この空の下どこかで運良くお互い生きていれば、縁があれば
いつか話せる日が来るかもしれない。
わたしの持つ糸は老婆までこっそり、切らないでおこう。

コメント