目ん玉

2007年1月11日 日常
ある自動車会社の社長が
サーキット場を走るような時速の出るカートで
ギュウギュウ楽しそうに国道で遊んでいた。
とてもいい方で少年っぽい笑顔を見せる男性なので
車関係の仕事を人生に選んでカートで遊ぶ姿は
ぴったりイメージにフィットして見えた。

ところが、それは
地方の生命線である日本海沿いの一本道の国道。
まさか、まさかと眺めているうちに彼は
高い堤防に二度ぶち当たって大破した。

慌てて駆け寄ると、片目がポトンと落ちた。
わたしはそれを拾い、ハンカチに包んで119番をダイヤルした。
救急車が着くまでの短い時間。
血まみれの彼は太陽に吠えろのジーパンのように、ラジオをかけてタバコを吸った。

救急車に乗せられた彼を見送った。
ふと気がつくとわたしの手には、ハンカチに包んだ片目が残ってた。どうしよう。
ああ、「目」を隊員に渡しそびれた、、、。
急いで、救急車を備える消防署へ届けた。中年の隊員が保冷バックに詰めた。

はぁぁぁ、、、しんどい夢だった。
あの社長、実際に事故に遭わなければいいんだけど。

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