Andrea Bocelli
2006年10月21日 音楽
NHKで母が大好きだったボッチェリが流れて来て驚いた。音楽や声のみを愛したのではなく、盲目でありながら国際弁護士というパーソナリティやスタイルがあって彼女は好きなのだ、と言った。綾戸智絵も離婚があり乳癌があり、顔を歪ませる歌い方、そういうのが全て人生につながって見えて好きになってしまうのだった。
きっと生きていたら、今夜はソファに座ってリビングを独占。儀式のようにお茶をたっぷり煎れてテーブルに並べ、クッションとを抱いてブルーの毛布に身を包んだだろう。わたしたちを追い出して彼の魂に思い馳せて映像に浸ったんだろう、と画面を見つめながら思った。そのことを息子に話すと隣の仏壇の母に聴こえる様にとボリュームを三つ上げてニッコリ笑った。
ああ、母は孤高の人だったのかもしれない。
時間が流れて、人を理解する。
想像していた思いが正しい重さを増して確信に変わっていく。
きっと生きていたら、今夜はソファに座ってリビングを独占。儀式のようにお茶をたっぷり煎れてテーブルに並べ、クッションとを抱いてブルーの毛布に身を包んだだろう。わたしたちを追い出して彼の魂に思い馳せて映像に浸ったんだろう、と画面を見つめながら思った。そのことを息子に話すと隣の仏壇の母に聴こえる様にとボリュームを三つ上げてニッコリ笑った。
ああ、母は孤高の人だったのかもしれない。
時間が流れて、人を理解する。
想像していた思いが正しい重さを増して確信に変わっていく。
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