今朝の朝刊。
北朝鮮国家ぐるみの組織関与、覚せい剤を大量に密輸。
日本に大きな需要があって、
覚せい剤を捌いて、お金を山ほど儲ける。
そういう実体があるからだろう、と思いながら読んだ。
知らない世界だけれど、本質は日本の需要が問題だと思う。

昔々、学生で東京に住んでいたとき
バイト先の居酒屋に
中流を気取る男女のサーファーグループが、常連で朝まで飲みに来ていた。
実際、東電の顔になっている父親、画廊経営、売れている寿司屋の息子もいて
何人かは本当にお金に苦労のない様子で、後は普通の家庭の息子や娘に見えた。
「明日は朝焼けの九十九里浜、一緒に行かない?」
「今夜は、出発まで誰々の家に集まるんだけど来ない?」などと
その中の何人かが背の高いわたしを気に入り、事ある毎に誘って来た。
実際は、空気が合わなくて仲良くなることはなかったけれど
その誘い言葉の中に一度、
「実はね、今夜は魅力的なマリファナを吸うんだ。」と、
一番知的に見える男の子が興奮を隠せない様子で囁いたことがあった。
明るい王道を好む性質から心が動かなかったけど
好奇心からか、こんなに沢山の年頃の男女が誘い合って
キャーキャーお酒の後にマリファナパーティーか。
誰彼構わず犬猫のようになってキスやセックスをしちゃうの?みんな?と
サーファーもどきの飢えを満たす軟派なスタイルに驚いたものだった。

あの子達も、今は落ち着いて暮らしているだろうはず。
コントロールできなかった過去の自分を抱く人の方が、
子供を理解する親になっているかもしれない。
過去はどうであれ、長く生きる以上、経験を生かすことがとても大事で。

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