adidas country
2006年1月27日 恋愛
あのひとが、死んでしまった。三回目の入院をして、もう危ないんだと先週父から聞いて、父に内緒で顔を見に行こう、と思っていたのに逝ってしまった。昔プレイボーイだった自分の旋律の音を絞り込んで抑えて、いつものように遠くから目を細めて眩しそうにわたしへ微笑む端正な顔を、最後に一目見たかった。65歳を過ぎてもアディダス・カントリーのグリーンが良く似合う、早稲田ボーイでサッカー青年だったあなたのファンだったことは、あなたにも誰にも言えない胸の裏に隠れる強い憧れだった。
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