タイにいる妹たち家族が無事だった。
ハラハラしたが、向こうから連絡があった。
いまだ、こちらからは電話がつながらない。
義弟の同僚家族が行方不明、ニュースに流れた。

クリスマスイヴに会った従兄弟は自衛隊員で、
彼は先日イラク行きを断った。
自分の意思と責任で行きます、と誓約書を書かされるらしい。
心からそう思って行く者は極僅か、腰に弾粒を巻きつけても憲法上、
誰一人として正当防衛でも撃てないよ、と言った。武装は、気休めなのだ、と。
給水班と称して、何億円もかけて「水」を持ち込んでいるが、
現地で大きなペットボトルが現金10円か20円で買えて、
わざわざ日本から給水班が行くことで、
どぶに大事なお金を捨てるような大きな無駄だ、とも話していた。
アジアに大きな地震が続く。戦争が続く。天災の痛みは選べなくても、
小さな命をも奪う、この戦争の痛みを深くしないことは選べる。
ISBN:459404333X 単行本 奥 克彦 扶桑社 2004/01/25 ¥1,300

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