お月さま

2004年11月23日 日常
午後四時の、高速道路だった。
眺めた空は少し雲が多かったが
ヨーロッパで見るような美しさがあり
白く眩しかった。
向こうの空は、もっと青くて低いなぁ、、、
と、見渡していたら
白い月が、東にぶら下がっていた。

「見てごらん、お月さまよ。」
son「ママァ、僕たちについて来るぅ。ほらぁ。」
「あら、ほんと。」
son「どうしてぇ。どうして、ついて来るのぉ。」
「きっと、淋しいのよ。」
son「淋しいの?」
「お空に、ひとつだからね。ほんとは周りに星がいるんだけど、彼には見えない。」
son「見て。お月さま、笑ってるよぉ。」
「なら、大丈夫よ。」

JAZZとクラッシックが大好きな母に、新しいCDプレイヤーを届けた。
一昨年の忘年会でもらったものを置いておいたのだが、音が出なくなった。

「先生。あれ、○○先生でしたか。」と、看護婦さんに声をかけられた。
ここの小児科関係に似ている人がいるらしい。
先日も、他の病院で間違えられた。

ほんとに似ているのかしら、、、。

考えていた帰りの高速で、
病室の棚の上にローデンストックのサングラスを、うっかり忘れたことに気付いた。

ISBN:462060531X 大型本 羽賀 康夫 毎日新聞社 1997/07 ¥2,940

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