開南北東西路活通

2004年11月20日 趣味
午後は、息子と「お茶」だった。

力のある宗教やお寺と
つながりがあった「お茶」は、
バックが強いし息が長いな、と思った。
しかし、この敷居は
ずっと男性だけのもので、
終戦がきっかけで女性にも開かれた世界だ。

日本が戦争に負けなかったら、どうなっていたか。
それは、誰もわからない。でも、
きっと、この頃よく耳にする「女性の時代」と叫ばれるには、
もっと何世代も時間を要しただろう。
国と個人の間に流れる涙は、
神に誓いを立てるイスラム教徒よりも多くあったに違いない。

開南北東西路活通

「門をくぐれば、道が開ける」
という意味合いの、今日のお軸の言葉だった。
京都の矢野一歩という和尚さまの、と先生が話した。

母の手紙にあったメッセージとも重なり、ちょっと、耳が痛かった。

案ずるより産むが易し、と言えど、渡仏を躊躇う気持ちが大いにある。
愛が若過ぎるのか、具体的に考えると落ち着かない。
たとえば、勉強をするために仕事をやめ外国へ住むのは抵抗が無いのに何故だろう。
彼の持つ魅力は、余りあるほどあるのに、、、。
日々、自問自答を繰り返す。

ISBN:4860909674 − トライエックス 2003/04/01 ¥1,1
13

コメント