14日からフランスのピレネー地方に飛ぶ。

 まぁ、人間の本質は何処に行っても偉くなっても変わらない、とわたしは考える。

 ただひとつ、わたしが息子に伝えたいこと。

 何処に住んだって何時だって、
自分を育てるのは自分しかなくて、
その答えは、その胸の中にある。これだけ、知って欲しい。
 
 だって、いくら良い環境に置かれても自分と向き合えなかったら、同じなんだもの。 
 確かに環境の質が良いとして、人生のあらゆるスカが減るかもしれない。
 たとえば、個性が大いに活かされる職業とか、出逢いで生かされるとか、
生活のレベルが上がったり、豊かさが増すことはあるんだけれど、
 人間の資質は、北極にいようが南アフリカにいようが
東京の世田谷に住んでいようが変わらない。
 芸能人だろうが社長だろうが、
漁師や農家だろうがダメな人はダメ。
がんばれる人は環境がどうであれ、がんばれる。 
品のない人は、お金持ちになっても品は買えない。
 
 結局のところ、自分を知ることが幸せの道の始まり。

 そして、自分にぴったり合ったニーズを知ること。
心の底から、自分の幸せを求め続けること。
中途半端は、とどまるところを知らず死ぬまで走る。

 その憧れは憧れでいいんだけど、
あなたに必要なものとは、違うかもしれない。

 赤が似合わないのなら、赤を諦める。
それも、気持ちのいい勇気だし。
 今は手に入らないけど緑が一番似合うなら、
その道筋を考え、しっかり手に入れる。 

 だから、自分に必要なチャンスをモノにできるとか、
そういうことも変わらない。
わからない人はチャンスさえ、気がつかないでいるかもしれない。

 今のわたしは自分が欲しいものだけ、欲しい。
余計なものは、いらない。
近寄りたくもない。
手や目に余るものは、いらない。
ただの時間潰しは、したくない。

 二十代は、無駄や遊びがあって初めてわかることも
多かったのだけれど、ね。
 年代年代の生き方があるわけで。

 編集が午前中いっぱいで一段落、業者の校正を待っているとこ。
ようやく、旅行の準備ができる。

 ゆうべは、また日記が消え失せた。
このドジが悪いんだけれど、まったく愕然と、がっくりする。

 それでも、一週間前の月曜日に
県立病院のトイレに置き忘れて、
失くしたつもりのローデンストックのサングラスが
今夜、手元に戻って来たので大変嬉しい。

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