命あることはそれだけで美しい、と思う。この頃の話し。

 そこに宿る情熱がキラキラと燃えて見える瞬間は尚のこと、美しさを感じる。

 性別に関係なく、何歳であっても、どんな顔立ちでも、
この世で天命をまっとうしようと、その姿は健気で大好きだ。

 夏の終わりの線香花火は、盛りを過ぎて枯れに向かうシーズンの雰囲気も手伝って、人魂の如く一生を感じさせる。

 火薬の多さは、それぞれ違う。

 勢い良く、最後まで元気良く燃え尽きれるもの。

 初めから最後までポショポショと、儚げで長いもの。短いもの。

 初め細く、後半に幾ばくバチバチがんばるもの。

 火薬の重さに耐えられず、ジュッと落ちてしまうもの。

 わたしの人生は、一体どうだろう。その半分を折り返した。
 
 やはり夢を叶えたい。何とか上手に長く燃やしていこう。

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