CAR STILE

2004年6月5日 日常
 そうそう、今日は51歳の友人が来る。外見は三十代後半に見えるし、ベビーフェイスながらも「凛」として、とても美しい女性だ。

 Drの奥さまなのだが、何故かずっと国産車に乗っていた(お医者さまってBMWが多いと思うんだけど)。この頃、リミテッドの美しいベンツに替えたんだそうだ。ベンツやめられないわよぅ〜、と電話で言っていた。

 わたしは現在、俗に呼ばれる国産のスポーツカーに乗っている。60歳ぐらいになったら、スポーツタイプの赤いベンツに乗りたいなぁ、と思っている。

 実は、東京に住んでいた20歳の頃のこと。新宿へ向かう片側四車線の信号をトップで”ぶッちぎる”メタリックピンクのフェアレディZを見た。運転していたのは、なんと「おばあちゃん」だった。それが、「ふふん♪」という感じ。

 彼女に、一瞬で憧れてしまった。髪を一本に結んで、大きなサングラスをかけ革のドライビング手袋なんか、してね。素敵だったよ、あのスタイルは。

 ランチは二日間、評判のよいところを予約している。食事をして二人で美術館などへ行って、ホテルへ泊まる。夜はワインをチビチビ飲みながら語り明かす。決まって、彼女と夜明けを見る。

 息子と一緒に眠らないのは、これで二回目。彼が生まれて一人で外泊することは、滅多にない。なかなか、できない。

 彼女は三年前に癌を患い、忙しい夫の間に溝が深まった。息抜きで来るので、母のお許しが出たのだ。

 では、いってきます。

コメント